2026.03.05
3月5日、日本バスケットボール協会(JBA)がオンライン会見を実施し、強化委員長と男子日本代表のダイレクターを兼任する伊藤拓摩氏が『FIBAバスケットボールワールドカップ2027アジア地区予選 Window2』の戦いについて振り返った。
桶谷大ヘッドコーチの就任してから初の公式戦に臨んだ日本は、2月26日の中国戦で逆転負けを喫したものの、3月1日の韓国戦では接戦をものにし、グループB首位の座をキープ。今予選3勝1敗として、7月に行われる中国、韓国とのアウェー2連戦に臨むことになった。
伊藤氏は、会見冒頭に桶谷HCはじめクラブの仕事と兼任しながら代表チームを作り上げたスタッフ、選手、そして協力したBリーグの各クラブに感謝。「最高の結果は2連勝することだったのですが、それができなかった理由はいくつかあるので、それをしっかりと分析し、課題に変えて成長していくしかない」と振り返りつつ、チームの取り組みとしては「正しいプロセスが踏めた」と評価した。
現在のチームの課題として一つ具体的に挙げたのは、コートに立つ選手たちの「ラインナップ」だ。中国戦では前半終了時点で14点のリードを奪っていたが、第3クォーターに相手の策に対応しきれず急失速。コーチ陣を中心に戦術面の見直しも進めつつ、「あの時間帯にどのラインナップだったら流れを変えられたのか」も振り返り分析するという。7月に行われるアウェー2連戦へ向けて、選手の起用については「短期的な目線で解決できることはあります」と話した。
新体制の初陣で中国相手に前半見せた戦いぶり、そして韓国に競り勝った結果を見れば、上々のホーム2連戦ともいえるが、中長期での代表強化を司る強化委員長と、男子日本代表チームのダイレクターを兼任する伊藤氏の口からは、「中長期で日本をしっかりと強化していかないと、今後世界の強豪国相手に常に勝てるチーム作りというのは本当に厳しいなと感じました」という言葉も飛び出した。

2月にも代表強化の方針を語っていた伊藤氏[写真]=バスケットボールキング
「12歳、15歳、18歳の選手たちが、日本一の選手、日本一のチーム作りではなくて、世界で勝てるように成長し続けていくことがすごく大切。バスケットボール選手としてどういう風に育っていくのかは世界共通なので。私は試合中にメモを取っているんですけど、何十回も何百回も出てくるのが“どのように世界基準を日本の日常に持ってくるか”、その方法を書かせてもらっています。それが何よりも必要なのかなと思いました」
新体制の日本代表は動き出したばかり。伊藤氏は「中長期でどのように(日本のバスケットを)強くしていくのか。チームLAに向けてどう強化していくのか。2つの目線がありますが、代表ダイレクターとして今の日本代表をもっともっと良くしていけるなと感じましたし、強化委員長として育成世代からどのように日本のバスケットを強くしていくのか、こういったところの課題も見えました。本当に実りのあるウィンドウになったなと感じました」と、今回のホーム2連戦を総括した。
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