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3x3女子代表合宿に“万能選手”野口さくらが参戦…「大きく動ける強みは3人制でも重宝される」

3x3女子代表の強化合宿で多くの気づきを得た野口さくら [写真]=田島早苗
フリーライター

 3月1日〜4日の期間で3x3女子日本代表の第1次強化合宿が行われた。メンバーは事前にアナウンスされていた15名に加え、2月末の3x3ディベロップメントキャンプに参加した24名から14名を追加招集。計29名が名を連ねた。

 3月3日のメディア向け公開練習では27名が参加。この日は6チームに分かれて1DAYトーナメントが開催され、3x3でキャリアを重ねている宮下希保(富士通レッドウェーブ)を擁するチームが優勝。そして決勝ではあと一歩及ばなかったが、準優勝となったチームでは、野口さくらアイシンウィングス)が得点源として奮闘した。

 2022年の「FIBA3x3ネーションズリーグファイナル」以来の活動となった野口は試合後、久しぶりの3人制について「楽しいなって思いましたし、自分はこっちのほうが向いてるのかなという思いもあります」と、コメント。また、“こっちのほうが向いている”と表現した理由についてはこのように語った。

「よくも悪くも私は周りに気を使ってしまうので、そういった点では自分の個を生かせるのはこっち(3人制)かなと思うのと、大きくて動ける選手というのは5人制でもそうなんですけど、3人制でも重宝されるなというのは感じました。大きい選手につかれてもアタックできるのが自分の強みでよさでもあると思うので、向いてるのかなと思います」

■入替戦と5人制日本代表への思いも胸に

 182センチの高さを持つ野口は、安城学園高校(愛知県)時代からボール運びもそつなくこなすなどハンドリングやドリブルといったスキルに定評のある選手。実際に今回の試合でも、巧みなドリブルからシュートを決めたと思えば、ディフェンスの裏を突いた味方へのパスなど、持ち味を十分に生かしたプレーを披露していた。

 今回の代表活動への参加に関しては、所属するアイシンが3月20日からWリーグ・ディビジョン入替戦に出場するため、「悩んだところはあった」という。それでも、「こういった機会は全員が平等に与えられるわけではないし、この場に呼んでいただいたことをプラスに捉え、チャレンジャーの意味も含めてここ(3人制)でやったことを入替戦や5人制でも生かせたらという思いで参加しました」とも語った。

 昨年は5人制の日本代表候補として活動した野口は、「5人制に選ばれたいという気持ちも強いです」という一方で、「日本代表として必要とされているところで頑張りたい」と、5人制同様に3人制への意欲も口にした。

 サイズもありながら、走力やパス、ドリブルといった技術も持ち合わせる万能選手だからこそ5人制でも3人制でも候補選手に名を連ね、さらには活躍も期待される存在だといえるだろう。

大型のオールラウンダーだけにニーズも高い [写真]=田島早苗

■「自分からも発信できるものは発信していきたい」

「3人制ならではのスクリーンのかけ方は3人制を(主体に)やっている人たちから学べることもあるし、それを5人制でも生かせると感じています。だからこそ、5人制(を主体に)やっている私が3人制に落とし込める部分もあるなとは思ったので、自分からも発信できるものは発信していきたいです」と、野口。

 また、約2週間後に控える大事な入替戦に向けても3人制の活動から得たものは大きいようで、「自分のよさを発揮するということは3人制でいい機会をもらえたと思うので、それをチームに持ち帰って生かしていきたいです。それと、しゃべること。コミュニケーションをとることは5人制でも大事だと思うので、(5人制は)ヘッドコーチはいるんですけど、(コート上で)プレーしているのは選手だから、選手5人でコミュニケーションをとることをもう一度、チームに持ち帰って共有できたらいいなと思っています」と、しっかりとした口調で成果を語った。

 3人制でも5人制でも全力を注ぐ。2月24日に25歳となったオールラウンダーは、“今”を大事に挑戦を続けていく。

文・写真=田島早苗

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