9月26日、バスケットボールキングのファンイベント『スナック 籠球』が開催された。 同イベントの第3回目は「待ちに待ったBリーグ開幕!今シーズンの展望を語りつくす!」がテーマ。同媒体編集部の小沼克年と、スペシャルゲストとして参加してくれた自他ともに認めるバスケ好き、麒麟の田村裕氏を中心にトークを展開した。
B2開幕を2日後、B1開幕を約1週間後に控え、ましては大好きなBリーグについてのトークということもあり、イベントは開始からヒートアップ。まずはB2全体の展望を話し合った。B3から昇格した東京八王子ビートレインズについては、「新加入のルブライアン・ナッシュが楽しみ!」という声が上がり、田村氏も含め、ナッシュがbjリーグ時代の福島ファイヤーボンズに所属していた時期からを見ているという参加者も少なくなかった。今シーズンのB2所属18クラブの中で、田村氏は熊本ヴォルターズに注目。小林慎太郎、古野拓巳の両キャプテンを筆頭に、日本人ビッグマンの中西良太、「(チェハーレス)タプスコットが加入しましたからね。これは(B1に)行けんちゃいますか」と2年連続B2得点王に期待を寄せた。会場の意見では、ジョシュ・デービス、福澤晃平など補強に成功した茨城ロボッツを推す声が多く、今回のイベントでは熊本、茨城がB1に昇格するのではないか、という結論に至った。
イベントの後半は、いよいよB1リーグ展望に突入。ここからは各々が各テーブルで、あるいは会場全体にぶつけ合う激しい展開に。西地区の展望では「琉球(ゴールデンキングス)の1強!」、「中地区から移動してきた名古屋(ダイヤモンドドルフィンズ)も面白い」などの意見が飛び交った。田村氏は、B3から最短でB1のステージに上がってきたライジングゼファー福岡を挙げ、「B1でも旋風を巻き起こして、西地区をかき乱してほしい」とコメント。「大阪エヴェッサにもがんばってほしい」と自身の地元クラブへもエールを送った。
中地区では千葉ジェッツとの開幕ゲームを担う、強豪の川崎ブレイブサンダースが優勝候補に挙がった。しかし、主力が抜けたシーホース三河、昨シーズン以上に戦力がそろった富山グラウジーズは、「上位に行くでしょう」、「チャンピオンシップ進出は難しい」などの賛否の声があがった。そして東地区に目を向けると、下馬評どおりアルバルク東京と千葉の2強、という結論に。しかし「ではどっちが強い?」となると、昨シーズン王者であるA東京の方が強いという意見が多く「穴が見当たらない」、「あのディフェンスはヤバい」、田村氏も「(竹内)譲次を蘇らせたルカ(パヴィチェヴィッチヘッドコーチ)はすごい!」と絶賛した。
残り時間が迫ってくると、チャンピオンシップに進出する8クラブ、3代目王者を決めるファイナル対戦ガードの大胆予想まで話が及んだ。「(サンロッカーズ)渋谷、栃木(ブレックス)はチャンピオンシップに行ってほしい」、「今シーズンは富山も十分ありえる」、「琉球は決勝まで行くかな?」などなど、会場は大盛りあがり。様々な声が交錯した中、イベント内で決定した今シーズンのファイナル予想は、A東京vs川崎という顔合わせとなった。
ラストは全員で「Bリーグ3年目を盛りあげよう!」と誓い合い、田村氏のサイン入りグッズが当たるじゃんけん大会や写真撮影などを実施。田村氏もファン一人ひとりと丁寧に交流を図り、バスケ好きのバスケ好きによるバスケ好きのための濃縮された2時間はあっという間に終了した。
今回、記事内で紹介した内容はほんの一部。今後もバスケットボールキングでは様々なイベントを実施していくため、まだ足を運んだことがない方も、ぜひ気軽に参加してほしい。
なお、次回のイベントは10月10日、『ワンコイン座談会! B1開幕をみんなで振り返ろう』を予定している。