次世代型ライブビューイングをレジェンド折茂社長も満喫!さらにグレードアップした「B.LIVE in TOKYO」

ステラボールで開催された「B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2019 B.LIVE in TOKYO」。約1000名のファンが駆けつけた [写真]=B.LEAGUE

最新鋭のテクノロジーが集約された新たなパブリックビューイングのスタイル

 1月19日、「B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2019」が富山市総合体育館で行われたが、その模様を東京でも味わえる次世代型ライブビューイング「B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2019 B.LIVE in TOKYO」が品川のステラボールにおいて開催された。会場がほぼ満員となる926人のファンが駆けつけたこのイベント、試合の間は選手たちのプレーに一喜一憂するとともに、ゲストの折茂武彦レバンガ北海道)、太田敦也三遠ネオフェニックス)、小林慎太郎熊本ヴォルターズ)とMCの田中 大貴アナの掛け合いに、会場は大いに沸いた。


 昨年も行われたB.LIVE in TOKYOはBリーグが提唱する新しいスポーツ観戦のスタイル。最先端のICT(情報通信技術)テクノロジーを用いて、試合会場よりも高い臨場感、一体感、高揚感を体験できるのが特徴だ。会場正面に設置された幅14メートルのワイドスクリーンに8K映像が投影され、左右のサイドスクリーンにはベンチや観客席の様子も映し出された。そして、富山のアリーナの最前席で観戦しているような迫力が感じられる360度サラウンド立体音響。さらにドリブルや選手のフットワークに合わせて床が振動するHaptics(振動)ゾーンなど、まるでアリーナで観戦しているよう感覚を抱いた人とも多かったことだろう。

 ハーフタイムには“折茂アバター”が富山市総合体育館のロッカールームに潜入。B.BLACKは川村卓也横浜ビー・コルセアーズ)、馬場雄大アルバルク東京)、B.WHITEは桜井良太(北海道)、大塚裕土富山グラウジーズ)などの選手との掛け合いで、富山と東京をつないで笑いを取る場面も。後半は「オールスター男」として知られている折茂が、MVPは「誰が獲る!?」かを大予想。「MVP争いって後半になると味方もライバルになることがあるから難しいのです」という含蓄のあるコメントに、会場は納得モードに包まれた。

テレビでよく見られる遠隔地からの同時中継で時差がほとんどない状態でやり取りができる [写真]=兼子慎一郎


“折茂アバダー”とのやり取りに東京、富山の両会場は盛り上がった [写真]=兼子慎一郎


 試合はB.WHITEが142-130で2年連続勝利。MVPには地元富山所属の大塚裕土が選ばれた。実は大塚のMVP獲得に気をよくしたのが折茂。「昨年が熊本開催で小林(慎太郎)、今年は富山開催で大塚君がMVP。そうしたら来年は北海道開催なので、僕が獲るしかないでしょう」と、今から意欲満々。イベントはゲストと観覧したファンとの集合写真撮影で終了となった。

折茂社長も「第3の収入源」とイベントに注目

 その後、メディアからの取材に折茂、太田、小林の3選手が対応。「これだけ多くの人たちが集まってくれてびっくりしています。試合会場ではないところでバスケが盛り上がる貴重な体験ができました」と太田。小林は「昨年はバスケというツールを使って、震災のあった地元、熊本の復興を呼びかけました。昨年も各地で災害が起きて多くの人たちが不便な生活をされていますが、決して風化をさせてはいけないと思っています。バスケにはパワーがあるはずです」と、バスケットボールをさらに盛り上げることを誓っていた。

 東京会場だけでなく、“折茂アバター”や富山会場とつないだ中継で盛り上げ役を果たした折茂は、「現地ではないところでこうやって盛り上がれるのは以前には考えられなかったこと。日本のバスケを応援してくれる人だけでなく、まだ見たことのない皆さんにもこれをきっかけでバスケに興味を持っていただければと思います」と、感慨深げに語った。

 また、アバターを使って富山とやり取りをしたことに関しては、「これは面白いですね。オールスターに出ている選手と絡めるとは思っていませんでした。1つ心配なのは、来年、誰がこの役をするのか? 僕は大先輩なので選手も反応してくれましたけどね」と、自身が来年のオールスターゲームに出ることを前提のコメントに報道陣から笑いを誘っていた。

 3人の選手がいうとおり、Bリーグやクラブ、選手たちがもっとバスケットボールを盛り上げていけば、最新鋭のテクノロジーを使ったイベントがより注目を集めるようになるだろう。「クラブはチケットの売り上げ、スポンサー収入で成り立っていますが、このイベントが第3の収入源になる可能性があります」と経営者でもある折茂は語る。

 昨年よりも大きな会場で開催したにもかかわらず、ほぼ満員の会場で盛り上がった「B.LIVE in TOKYO」。次回はどのような驚きを見せてくれるのか!? 取材する側も楽しみで仕方ない。

第3の収入源として折茂社長も注目するB.LIVE in TOKYO [写真]=兼子慎一郎


文=入江美紀雄
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