■大阪エヴェッサ vs サンロッカーズ渋谷(@エディオンアリーナ大阪)
第1戦:12月21日15時5分、第2戦:12月22日13時5分
西地区首位の大阪エヴェッサが、東地区3位のサンロッカーズ渋谷をホームで迎える一戦。レギュラーシーズンではこの2連戦が最初で最後の対戦となるだけに、白熱した展開に期待したい。
大阪は前節、千葉ジェッツと対戦。第1戦はすべてのクォーターで千葉の得点を上回り、15点差快勝。オフェンスでは5人が2ケタ得点をマークし的を絞らせず、ディフェンスでは得点力のある相手をわずか69点に抑えることに成功した。続く第2戦はダブルオーバータイムまでもつれる熱戦に。最後まで勝敗が分からない試合展開となったが、惜しくも105-106で敗れた。紙一重の試合展開だったが、あえて敗因を挙げるならば富樫勇樹に今季最多の35得点、延長戦だけで11得点を奪われたことだろう。SR渋谷にも、得点力の高いガードが控えているため、千葉戦と同じ轍を踏まないように注意したい。
前節、ホームに滋賀レイクスターズを迎え撃ったSR渋谷は、1勝1敗と痛み分けに終わった。第1戦は第4クォーターで計26失点を喫するも、前半で18点のリードを作ったことで逃げきり勝利。続く第2戦も前半をリードで終えたが、後半だけで53失点と生命線でもあるディフェンスが崩壊してしまい、79ー92で試合を落とした。前々節のアルバルク東京戦に加え、この2戦も後半のスコアで相手を下回っており、後半の戦い方は修正すべきポイントと言えるだろう。
SR渋谷は現在、1試合平均84.0得点でB1トップに位置しており、前節で同2位の千葉と対戦した大阪は再び守備に重きを置く必要がある。オフェンスでは伊藤達哉が東海大学時代の1つ上の先輩に当たるベンドラメ礼生との司令塔対決をどう制するかに注目だ。
また、スタッツに関してもう1つ言及するならば、ファウルを吹かれた数ではSR渋谷が421とリーグで最も多く、対して大阪は295で最も少ない。ここ数試合で後半の失速が目立つSR渋谷にとって、終盤の試合展開を左右しかねない反則は控えなくてはならない。不用意なファウルは減らし、終盤の戦いに備えたいところだ。
■ロースター
大阪(ヘッドコーチ:天日謙作)
今野翔太
伊藤達哉
藤髙宗一郎
リチャード・ヘンドリックス
長谷川智也
橋本拓哉
合田怜
小阪彰久
畠山俊樹
アイラ・ブラウン
ショーン・オマラ
ジョシュ・ハレルソン
中村浩陸(※特別指定選手)
・SR渋谷(ヘッドコーチ:伊佐勉)
関野剛平
セバスチャン・サイズ
ファイサンバ
ベンドラメ礼生
チャールズ・ジャクソン
杉浦佑成
渡辺竜之佑
野口大介
広瀬健太
石井講祐
山内盛久
ライアン・ケリー
田渡修人