デビュー2戦目は21得点の河村勇輝。2試合を振り返り「ターンオーバーが一番の反省」

2戦目は21得点も6つのターンオーバーを悔やんだ河村[写真]=B.LEAGUE

 三遠ネオフェニックスに特別指定選手として入団した河村勇輝。注目が集まる中、迎えた千葉ジェッツとの初戦では8得点3アシストを記録し、堂々のB1デビューとなった。

 しかし、驚きはそれだけでなかった。翌日の千葉との2戦目では、第1クォーター途中で交代出場すると、3ポイントシュート1本にフリースロー3本の6得点。続く第2クォーターでは出だしに3ポイントシュートを決めると、その後はドライブやリバウンドからのシュートと大暴れ。前半だけで16得点をマークした。

 後半もドライブから富樫勇樹のファウルを誘ってバスケットカウントと、終わってみれば22分40秒の出場で21得点。気迫あるプレーでチームを盛り立てた。

「(得点源の)西さん(西川貴之)のケガなどもあり、得点を取るフォワード陣の層が少し薄くなってしまったので、自分が少しでもフォワード陣の負担を減らせたらと思って得点を狙いに行きました」と21得点を振り返った河村。

 それでも、「同じチームと2戦(続けて)試合をすることは初めてだったのですが、プロとして昨日初めて一試合やってみて、いろんなことを肌で感じました。

 今日は自分の中でターンオーバーを減らしていこうと(試合に)入ったのですが、まだターンオーバーが多くて、チームの勝利に貢献できなかったところが一番悔しいところです」と反省の弁。

 今後に向けても「簡単なターンオーバーをもっともっと減らしていかないとチームの流れは作れないと思っています」と語った。

2戦目終了後はファンの前で挨拶した河村[写真]=B.LEAGUE

「スタッツよりも自分としては勝利が一番欲しいですし、自分のスタッツが悪くても勝つことができれば、満足できるところがあります」と言う河村。次なる戦いは1月29日(水)の新潟アルビレックスBB戦。本人が最も欲している勝利に向けて、アウェイの地に乗り込む。

文=田島早苗

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