Bリーグが外国籍選手の入国制限などに対策…「外国籍選手追加契約」や「日本人選手短期契約」など新たな選手契約ルールを発表

 8月25日、Bリーグの理事会に関するメディアブリーフィングが開催された。

 2020-21シーズン開幕時の観客有無に関する説明の次に発表されたのが、「対 新型コロナウイルス 選手契約ルールの設計」。これは入国制限により外国籍選手がチームに合流できない状況などを鑑みて設けられたルールで、以下のようなものとなっている。

〇外国籍選手入国制限及び新型コロナウイルスの影響における選手契約ルール設計
(1)外国籍選手追加契約ルール
(2)日本人選手短期契約ルール
(3)日本人選手の同一シーズン複数回の選手登録制限撤廃

 (1)は契約済みの外国籍選手およびアジア特別枠選手が入国制限のため入国できない場合、その選手の契約分、追加で新たな外国籍選手およびアジア特別枠選手と契約が可能となるルール。仮に入国制限を受けた選手を「A」、追加登録された選手を「B」とすると、「A」の入国が完了して選手登録が完了した段階で「B」の登録は抹消し、契約を終えなければならない。また「A」の登録および「B」の登録抹消は、「A」が入国を果たしてから1カ月以内に完了しなければならないとされている。

 (2)は日本人選手との契約について、契約の最短期間をシーズン終了時(6月末日)までとする規定をある条件下において撤廃するというもの。適用には2つの条件を満たす必要があり、1つはクラブの登録選手数が13名未満かインジュアリーリストの運用が有り登録の空き数があること、もう1つは登録選手のうち日本人選手数が9名以上であること。このルールが適用された場合、新型コロナウイルスにより突発的に選手が離脱してしまった場合などにおいて、代わりとなる選手と1カ月などの短期間契約を結ぶことも可能となる。

 (3)もまた、新型コロナウイルスの影響により選手の離脱が相次ぐ状況を想定してのもの。この制限撤廃対象は日本人選手のみで、外国籍選手(アジア特別枠・帰化選手含む)は現行通り同一クラブへの再登録ができないとされている。

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