Bリーグティップオフカンファレンス、今季はオンラインで実施…B1は開幕対戦カードごとに配信

 9月27日、「B.LEAGUE 2020-21 SEASON TIPOFF CONFERENCE」の収録が行われた。例年はB1所属チームから各1人ずつ選手が集まって記者会見を実施していたが、今シーズンは9月27日から10月2日の6日間連続でオンライン配信を行うこととなった。

 B1は開幕の対戦カードごとに事前収録。本日の収録後にオンラインでの会見が行われた。

 大阪エヴェッサ広島ドラゴンフライズは、大阪が駒水大雅ジャック、広島はアイザイア・マーフィーが登場した。両選手ともBリーグ初参戦となるが、駒水はBリーグの印象について「今まで自分がプレーしてきたバスケットボールと違いがたくさんあると感じているが、全員が素晴らしいレベルでプレーしているのでリスペクトの気持ちでいっぱい」とコメント。
また、自身の注目してほしいプレーについては「トランジションでダンクを見せたいと思っていますし、シューティングやディフェンスの部分など細かい部分を取り組んでいるので、そういったところも見てもらいたい」と語った。
 
 マーフィーは現在のコンディションについて聞かれると、「チームとしては素晴らしいコンディションになってきているし、自分としてもベストなコンディションになってきている。日本へ入国後2週間の隔離期間があり、その時は本当にキツかったが、今はベストなコンディションになっている」と語った。また、「自分は何でもできるプレーヤーだと思っている。シュートも打てる、リバウンドも取れるという幅の広いプレーを観てもらいたい」と自身のセールスポイントを話した。

 信州ブレイブウォリアーズ秋田ノーザンハピネッツは、信州が小野龍猛、秋田が中山拓哉が登場。信州は今シーズンが初のB1挑戦となるが、小野は「一人ひとりがB1で通用する力は持っているが、ディフェンスでのプレッシャーはB1のほうが当たりが強く、タレント性のある選手が多い。(初のB1挑戦ということで)なかなかうまくいかない部分もあると思うが、そこで自分がしっかりと支えていきたい」と抱負を語った。

 一方、秋田は昨シーズン19勝22敗と途中での打ち切りながらB1での過去最多勝利数を挙げた。中山は「勝てるゲームをいくつか落としていたので、そこの精度を上げないといけないということをチーム全体で話した。今シーズンは『日本一』という目標を掲げている。それに向かってやるだけ」と意気込んだ。


 
 宇都宮ブレックス琉球ゴールデンキングスは、宇都宮が田臥勇太、琉球は田代直希が登場。

 今シーズン40歳となるベテランの田臥は、琉球戦勝利のキーポイントとして「琉球はインサイド、アウトサイドともにバランスの取れたチーム。守るのが大変なチームだと思うので、得意な展開に持ち込ませないようにしたい。自分たちが集中してディフェンスから試合に入って、40分間しっかりと戦い続けないといけないと思う」とコメント。

 田代はアウェイでの開幕戦について、「宇都宮は崩れないチームで、オフェンスもディフェンスも終始やり続けることが強みだと思う。そこで僕たちが崩れないことが重要だし、リバウンドのところで優位に立てれば勝ちに近づけると思う」と回答した。

 各カードに先駆けて行われるアルバルク東京川崎ブレイブサンダース。A東京は田中大貴、川崎は篠山竜青が登場した。

 リーグ3連覇を狙うA東京は、開幕戦勝利に向けてのポイントを問われると「川崎はニック(・ファジーカス)が帰化して外国籍選手が4人いるような状況で、サイズがある上に機動力もある。オプションが増えたと思うので脅威だと思う。自分たちはどういう状況で開幕を迎えられるか分からないが、積み上げてきたものをしっかりと発揮しないといけないし、川崎戦を2つ勝つことは大きなチャレンジになるので、ヘッドコーチが求めるものをできるだけパーフェクトでこなしたい」と語った。

 川崎の篠山は、「相手より先に準備する、相手よりタフに戦う、相手のやりたいことを壊す、自分たちのやりたいことに仕向けるという4つのキーワードを昨シーズンから掲げている。外国籍選手が揃っていないクラブもあるなかで、自分たちは揃っている。開幕2戦に関してはアドバンテージになっていると思う」と答えた。

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