■名古屋ダイヤモンドドルフィンズ vs 広島ドラゴンフライズ(@ドルフィンズアリーナ)
10月21日19時5分
前節では開幕から4連勝中のシーホース三河を相手に、2戦目で勝利した名古屋ダイヤモンドドルフィンズ。1戦目は互いにターンオーバーが少なく、シュートも高確率と、オフェンシブチーム同士のがっぷり四つの展開の中、名古屋Dは相手の得点源を止められず、最終的に5点差での惜敗となった。
それでも2戦目は名古屋Dが第1クォーターの劣勢を前半のうちに挽回。第4クォーターにジャスティン・バーレルの攻守にわたる活躍で引き離して14点差の勝ちをものにした。
この試合では齋藤拓実が23得点を挙げるなど、1勝1敗とはいえオフェンス面は上々。その名古屋Dは今節、昨季B2で圧倒的なオフェンス力を見せた広島ドラゴンフライズと戦う。
広島は、前節に川崎ブレイブサンダースと対戦し、1戦目はグレゴリー・エチェニケが6得点に封じられて完敗。2戦目はエチェニケが20得点と持ち直し、岡本飛竜の奮闘も光って接戦に持ちこんだが、最後の4分間にエチェニケのファウルアウトなどで主導権を明け渡し、2点及ばなかった。
過去にB2から昇格してきたチームの例と比べると、広島はオフェンス面ではB1でも通用するところを見せているものの、1試合平均失点がリーグで2番目に多く、ディフェンス面ではB1の壁に苦しんでいる。対する名古屋Dとしては、今節もオフェンス力を見せつけたいところ。ただ、広島のオフェンス力を侮ってはならず、名古屋Dが連勝するためにはディフェンスでもB1の底力を発揮しなければならない。
文=吉川哲彦
■ロスター
・名古屋D(ヘッドコーチ:梶山信吾)
小林遥太
齋藤拓実
ジェフ・エアーズ
菊池真人
張本天傑
安藤周人
レオ・ライオンズ
中東泰斗
中務敏宏
笹山貴哉
ジャスティン・バーレル
木下誠
狩野祐介
・広島(ヘッドコーチ:堀田剛司)
ジャマリ・トレイラー
トーマス・ケネディ
朝山正悟
岡本飛竜
アイザイア・マーフィー
グレゴリー・エチェニケ
田渡凌
田中成也
荒尾岳
古野拓巳
谷口大智
森山修斗