■京都ハンナリーズvs千葉ジェッツ（＠ハンナリーズアリーナ）
第1戦：12月12日18時5分 第2戦：12月13日14時5分
バイウィーク明け2勝2敗の京都ハンナリーズがホームで、東地区2位の千葉ジェッツを迎え撃つ。6連勝中の相手に培ってきたものが通用するか。
開幕から苦しんだ京都だったが、ようやく結果がついてきた。その大きな要因は守備の安定であり、直近4戦の平均失点は71.3を記録する。勝利した12月5日の信州ブレイブウォリアーズ戦ではゾーンディフェンスが機能し、前節の島根スサノオマジック戦でも永吉佑也や寺嶋良の好守が光って流れを引き寄せる呼び水になった。また、ベンジャミン・ローソンがゴール下で存在感を見せ、得点とリバウンドでダブルダブルの活躍を披露している。
一方、千葉は好調を維持し続けている。ギャビン・エドワーズが3試合を欠場したが、プロ1年目の赤穂雷太がその穴をカバーし、控えの西村文男が終盤にひっくり返した試合もあった。前節の新潟アルビレックスBB戦も藤永佳昭が11分で5アシストを記録するなど、選手層の厚さが際立つ。しかし大野篤史ヘッドコーチは常々、ボックスアウトやディフェンスの徹底など「小さいことの積み重ね」を強調しており、勝っても手綱を緩めないことがその背景にもある。
今節は京都が千葉を相手にディフェンスから接戦に持ち込めるかがポイントだ。特に帰化選手のエドワーズは前節で復帰してあり、2名の外国籍選手と同時起用になる時間帯は日本人選手のミスマッチが予想される。ここをカバーすることが攻防のカギになると思われる。対する千葉は立ち上がりから激しくプレッシャーをかけて、40分間トータルで付け入る隙を与えたくない。
文=大橋裕之
■ロスター
・京都（ヘッドコーチ：小川伸也）
寺嶋良
會田圭佑 ※インジュアリーリスト
大庭岳輝
久保田義章
松井啓十郎
満田丈太郎
レイヴォンテ・ライス
石谷聡
細川一輝
ジャスティン・ハーパー ※インジュアリーリスト
内海慎吾
ベンジャミン・ローソン
永吉佑也
デイヴィッド・サイモン
・千葉（ヘッドコーチ：大野篤史）
ジョシュ・ダンカン
富樫勇樹
コー・フリッピン
田口成浩
赤穂雷太 ※特別指定
大宮宏正
西村文男
シャノン・ショーター
佐藤卓磨
藤永佳昭
ギャビン・エドワーズ
セバスチャン・サイズ
ラシードファラーズ
原修太