2020.12.08

両チームにとって負けられない一戦、宇都宮ブレックスは堅守発揮で自信を取り戻せるか

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

宇都宮ブレックスvs富山グラウジーズ(@ブレックスアリーナ宇都宮)
12月9日19時25分

 B1リーグ第11節を終え、東地区首位の宇都宮ブレックス千葉ジェッツに勝率で並ばれた。

 大阪エヴェッサと対戦した前節GAME1は、第2クォーターから主導権を握った宇都宮。出場選手全員得点の94-69で快勝した。これで連敗は阻止できたが、GAME2では17点差をつけられての敗戦。序盤からビハインドを背負うと、ディージェイ・ニュービルに計26得点を献上するなど相手の攻撃を抑えきれず。攻めてはガード陣の得点が伸びず、3ポイント成功数は26本中わずか5本に終わった。

 まだ3試合のみだが、12月は1勝2敗とシーズン序盤の強さが影をひそめている。ホームに戻る今節は、もう一度自分たちのスタイルを見つめ直し自信を取り戻したい。持ち味の堅守を発揮する相手は、リーグ屈指の攻撃力を誇る富山グラウジーズだ。

 その富山も、名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの前節を1勝1敗で終了。第1戦は、最終盤にレオ・ライオンズに決定打となる3ポイントを決められて4点差で黒星。岡田侑大が今シーズン最多となる22得点を挙げたが、宇都直輝ジュリアン・マブンガのアシストが伸びなかった。それでも、ややロースコアとなった第2戦はリバウンドで大きな差をつけると、第2、第3クォーターで引き離して80-59でリベンジに成功した。

 “矛盾対決”とも表現できる宇都宮と富山の対戦は、現在宇都宮を2勝差で追う富山にとっても落としたくない一戦となる。勝利へは前節計2本の3ポイントにとどまった前田悟のカムバックが必要不可欠だ。

文=小沼克年

■ロスター
・宇都宮(ヘッドコーチ:安齋竜三)
田臥勇太
ジェフ・ギブス
LJ・ピーク
比江島慎
テーブス海
遠藤祐亮
竹内公輔
渡邉裕規
鵤誠司
ライアン・ロシター
喜多川修平
ジョシュ・スコット

・富山(ヘッドコーチ:浜口炎)
リチャード・ソロモン
山口祐希
阿部友和 ※インジュアリーリスト
水戸健史
宇都直輝
前田悟
松脇圭志
橋本晃佑
城宝匡史
ジュリアン・マブンガ
ジョシュア・スミス
岡田侑大

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