■サンロッカーズ渋谷vs広島ドラゴンフライズ（＠青山学院記念館）
第1戦：12月19日17時5分 第2戦：12月20日14時5分
前節、サンロッカーズ渋谷は敵地での“東京ダービー”を1勝1敗で終えた。最後まで競り合いとなった第1戦は、試合終了残り10秒に3ポイントを許して71－71。それでも、最後の攻撃でライアン・ケリーがフリースローを獲得し、2点差で勝利した。また、この試合ではジェームズ・マイケル・マカドゥの今季最多タイの22得点で勝利に大きく貢献。しかし、第2戦では守備が崩壊して80－104の大敗を喫してしまった。
一方の広島は、ここまで泥沼の8連敗中。前節、ホームに名古屋ダイヤモンドドルフィンズを迎えた2連戦では89失点（第1戦）、94失点（第2戦）と引き続きディフェンスで踏ん張れず黒星を喫した。チームは現在1試合平均87.6失点を記録しており、これは新潟アルビレックスBBと並んでB1ワースト。白星獲得へは、まず守備の修正を最優先にすべきだろう。攻撃では直近9試合でわずか2得点止まりの田渡凌が気がかり。今シーズンはまだ2ケタ得点もない状況であり、田渡の復調を心待ちにしたい。
SR渋谷は、16日に天皇杯2次ラウンドで東京エクセレンスと対戦し17点差で勝利。強行日程を強いられるが、連勝が5で止まった中での今年最後のホームゲームとなる。再び連勝をマークするには、守備の修正と前節の2戦合計でわずか8本に留まった3ポイントの成功率向上がカギ。石井講祐、田渡修人のシューター陣に期待したい。
文=小沼克年
■ロスター
・SR渋谷（ヘッドコーチ：伊佐勉）
関野剛平
ベンドラメ礼生
チャールズ・ジャクソン
ジェームズ・マイケル・マカドゥ
渡辺竜之佑
野口大介
広瀬健太
石井講祐
山内盛久
ライアン・ケリー
盛實海翔
田渡修人
・広島（ヘッドコーチ：堀田剛司）
ジャマリ・トレイラー
トーマス・ケネディ
朝山正悟
岡本飛竜
アイザイア・マーフィー
グレゴリー・エチェニケ
田渡凌
マーク・セントフォート
田中成也
荒尾岳
古野拓巳
谷口大智
森山修斗