■滋賀レイクスターズvs レバンガ北海道（＠YMITアリーナ）
第1戦：12月26日17時5分 第2戦：12月27日14時5分
12月に入って地区首位を撃破する力を見せる滋賀レイクスターズとレバンガ北海道。強豪からの金星で得た経験を年内ラストゲームにぶつけたい。
北海道は前節の第2戦、西地区1位のシーホース三河に勝利を収めた。これまで散見された終盤に力尽きる姿はなく、第4クォーターの土壇場で踏みとどまり、ジョーダン・テイラーと復調したニック・メイヨの活躍で延長戦を制した。またターンオーバーや不用意なファウルで流れ明け渡すことなく、チームディフェンスで勝負所を乗り切ったことも勝因になったのではないだろうか。
一方、滋賀は前々節に挙げた宇都宮ブレックスからの白星をつなげられずに、前節の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦では連敗。第2戦では前半2点差で折り返すも、相手のディフェンスを崩せず、シュートを外してはリバウンドを与え、攻め込まれてはファウルを重ねるなど悪循環に陥った。特に第3クォーターで早々にアンガス・ブラントが3ファウルとなったことは痛手となった。バックアップを担う頓宮裕人はプレータイムを伸ばしつつあるが、守備に加えて攻撃でもステップアップを期待したいところだ。
今節、両チームともに後半のゲーム運びが勝利のカギを握るだろう。北海道はメイヨが戻ってきたことで得点力不足は解消できるだけに、大事な場面で相手のジョーダン・ハミルトンやブラントに仕事をさせたくない。対する滋賀はテイラーとメイヨの2人をどう抑えるか。ともにスキルと運動量があるだけに、ディフェンスで変化を生み、彼らとマッチアップが予想される日本人選手の頓宮や前田怜緒も奮起したい。
文=大橋裕之
■ロスター
・滋賀（ヘッドコーチ：ショーン・デニス）
ジョナサン・オクテウス
村上駿斗
狩俣昌也
ジョーダン・ハミルトン
晴山ケビン
今川友哲
アンガス・ブラント
谷口光貴
伊藤大司
頓宮裕人
前田怜緒
・北海道（ヘッドコーチ：宮永雄太）
橋本竜馬
ジョーダン・テイラー
牧全
葛原大智
中野司
多嶋朝飛
ファイ・パプ月瑠
桜井良太
玉木祥護
内田旦人
ニック・メイヨ
ジャワッド・ウィリアムズ