■アルバルク東京 vs 大阪エヴェッサ(@アリーナ立川立飛)
第1戦:1月2日15時5分 第2戦:1月3日15時5分
前々節の時点で12勝11敗、12月に限れば3度の連敗で2勝6敗というよもやの成績だったアルバルク東京も、前節は名古屋ダイヤモンドドルフィンズを連破して“借金”生活転落の危機を一旦は乗り越えた。1戦目は相手のミスを誘うことができず、速攻と3ポイントで失点を重ねる難しい展開。第4クォーター残り6秒に安藤誓哉の3ポイントで勝ち越しながらも、その後にフリースローで追いつかれ、延長に入ってようやくディフェンスの強みを出すことができた。2戦目は前半の51得点が奏功。オフェンス面は悪くないだけに、ディフェンスの安定感を取り戻したいところだ。
年が明け、A東京の最初の相手となるのは大阪エヴェッサ。大阪も前々節までA東京と同じ12勝11敗だったが、こちらは3連勝で“貯金”生活突入と波に乗りつつある状況だった。前節も東地区首位の千葉ジェッツを相手に、1戦目で敗れたものの延長にもつれこむ健闘を見せると、2戦目は第3クォーターに流れを引き寄せて貴重な1勝を奪った。ディージェイ・ニュービルが2戦計10本の3ポイントを炸裂させたほか、橋本拓哉も連日の20得点超え。2人の得点力が確立されてきた点が大阪の強みだ。
第5節に連勝しているとはいえ、今の大阪は決して侮れない相手。ディフェンスに意識を傾けたいA東京にとっては、ニュービルと橋本をどう守るかが大きなポイントとなる。田中大貴やザック・バランスキー、小酒部泰暉といったウィングの選手の頑張りが必要だ。
文=吉川哲彦
■ロスター
・A東京(ヘッドコーチ:ルカ・パヴィチェヴィッチ)
デション・トーマス
小島元基
安藤誓哉
ケビン・ジョーンズ
吉井裕鷹 ※特別指定
ザック・バランスキー
須田侑太郎
菊地祥平
竹内譲次
平岩玄
田中大貴
津山尚大
アレックス・カーク
小酒部泰暉 ※特別指定
・大阪(ヘッドコーチ:天日謙作)
伊藤達哉
エリエット・ドンリー
土屋アリスター時生
角野亮伍
藤本巧太
駒水大雅ジャック
高原晟也 ※特別指定
中村浩陸
橋本拓哉
合田怜
ディージェイ・ニュービル
アイラ・ブラウン
ギャレット・スタツ
ジョシュ・ハレルソン