■広島ドラゴンフライズvs 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ（@広島サンプラザホール）
1月27日19時5分
勝ち星から遠ざかっている両チーム。西地区最下位の広島ドラゴンフライズと同3位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズは、悪い流れを断ち切ることができるか。
広島は16連敗と長いトンネルから抜け出せない。1月のバイウィークで練習したことが功を奏して、前節の三遠ネオフェニックス戦はディフェンスが機能して流れを呼びこんだが、2戦ともに土壇場で勝利を逃した。1戦目は2度のファウルでフリースローを献上し、2戦目はオフェンスリバウンドから3ポイントシュートを許したことによる逆転負け。紙一重だっただけに、その過程でミスによって失点を重ねたことが悔やまれる。
一方、名古屋Dはアルバルク東京、宇都宮ブレックス、シーホース三河という強豪相手に6連敗と苦しい状況が続く。そして追い打ちをかけるように、前節の三河戦には大黒柱のジャスティン・バーレルが怪我で欠場してしまった。ただ敗れた試合もすべてが完敗というわけではなく、得意の3ポイントシュートやアーリーオフェンスで主導権を握る時間帯もあっただけに、試合の入りや勝負所のディフェンスなど、細かい部分を詰めていきたい。
負けられない両チームであるが今シーズンの対戦成績は、名古屋Dが3戦全勝で優位に立つ。バーレルの欠場が続けば、攻撃の起点となるリバウンド争いで劣勢も予想されるが、1度で取れなければ2度、3度とボールをはじき、チーム全員でボールを奪いたい。対する広島はディフェンスでもう一度勝負を仕掛け、集中力を切らすことなく40分間を戦えるか。ここに尽きるだろう。
文=大橋裕之
■ロスター
・広島（ヘッドコーチ：堀田剛司）
ジャマリ・トレイラー
トーマス・ケネディ
朝山正悟
岡本飛竜
アイザイア・マーフィー
グレゴリー・エチェニケ
柳川幹也 ※特別指定
田渡凌
田中成也
荒尾岳
古野拓巳
佐土原遼 ※特別指定
谷口大智
森山修斗
・名古屋D（ヘッドコーチ：梶山信吾）
小林遥太
齋藤拓実
ジェフ・エアーズ
菊池真人
張本天傑
安藤周人
レオ・ライオンズ
中東泰斗
中務敏宏
笹山貴哉
ジャスティン・バーレル
木下誠
狩野祐介
笹山陸 ※特別指定
坂本聖芽 ※特別指定