今季最初で最後の2連戦…小島元基と寺嶋良、どちらのPGがチームに勢いを与えるか

アルバルク東京vs京都ハンナリーズ(@アリーナ立川立飛)
第1戦:3月20日15時5分 第2戦:3月21日15時5分

 3月12日の「第96回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会」は準決勝で敗れ、3位で大会を終えたアルバルク東京。仕切り直しとなる今節のレギュラージーズンは、ホームで京都ハンナリーズと対戦する。

 前節のサンロッカーズ渋谷との第1戦は、追いかける展開が続いた。試合終了残り4秒、小酒部泰暉の得点で同点としたが、相手の最後の攻撃でデション・トーマスが3本のフリースローを与えてしまい惜しくも2点差で惜敗。しかし、翌日は第2クォーターで24−8と突き放し、最終スコア83−76でリベンジ。トーマス、安藤誓哉ケビン・ジョーンズの3選手で62得点を稼いだ。

 京都は前節、ホームで三遠ネオフェニックスと対戦。第1戦は1点リードの第4クォーター残り4分から0−10のランを作られ78−86で黒星を喫した。続く第2戦はペイント内の得点が26点に留まったものの、松井啓十郎寺嶋良を筆頭に11本の3ポイントシュートを沈めて計87得点。13点差勝利で連敗を2で止めた。

 A東京vs京都は今シーズン最初で最後の2連戦。A東京は天皇杯セミファイナルでアレックス・カークが復帰したが、15日にインジュアリーリストに登録され再び離脱となってしまった。京都にはデイヴィッド・サイモンという大黒柱がいるが、ここまで平均20得点を記録しているレイヴォンテ・ライスへの警戒を強めたい。

 対する京都はA東京の守備網をどう突破するか。司令塔の寺嶋は4試合連続で2ケタ得点5アシスト以上と好調をキープ。東海大の先輩にあたる小島元基も前節は10アシストをマークしているだけに、両者の主導権争いが勝敗を分けるかもしれない。

文=小沼克年

■ロスター
・A東京(ヘッドコーチ:ルカ・パヴィチェヴィッチ)
デション・トーマス
小島元基
安藤誓哉
ケビン・ジョーンズ
吉井裕鷹 ※特別指定
ザック・バランスキー
須田侑太郎
菊地祥平
竹内譲次
平岩玄
ジャマール・ソープ
田中大貴
津山尚大
アレックス・カーク ※インジュアリーリスト
小酒部泰暉 ※特別指定

・京都(ヘッドコーチ:小川伸也)
寺嶋良
會田圭佑
大庭岳輝
久保田義章
松井啓十郎
満田丈太郎
レイヴォンテ・ライス
石谷聡
細川一輝
ジャスティン・ハーパー
内海慎吾
永吉佑也
デイヴィッド・サイモン

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