CSセミファイナルが開幕! 宇都宮が終盤までもつれた激戦を制し、先手を奪う

ロシターが8得点11リバウンド11アシストとトリプルダブル級のスタッツをマーク[写真]=B.LEAGUE

 5月21日、「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2020-21」のセミファイナルが行われ、宇都宮ブレックス川崎ブレイブサンダースと対戦した。

 2度目のファイナル進出を狙う両チーム。立ち上がりに宇都宮の鵤誠司遠藤祐亮が3ポイントシュートを沈め、試合の流れをつかむことに成功。23−14で第2クォーターを迎えるが、中盤に反撃を許して一時5点差まで詰め寄られる。それでもジョシュ・スコットの連続得点で粘ると、比江島慎の3ポイントシュートが決まり、42−30とリードして試合を折り返す。

 ホームチームが12点リードして第3クォーターへ突入するが、序盤に8連続得点を喫し、一気に差を詰められてしまう。遠藤や比江島の得点で引き離しにかかるが、終盤に再び連続ポイントを許し、56−51で終了。迎えた勝負の最終クォーターは互いにディフェンスの意識を高め、思うように得点を伸ばせない。その中で宇都宮がゴール下を中心に得点を挙げるが、相手に外角からシュートを沈められ、じりじりと追い上げられてしまう。終盤には1ポゼッション差の攻防が繰り広げられる大激戦となるが、宇都宮が追いすがる相手を振り切って68−65で勝利。ファイナル進出へ向け先手を奪った。

 宇都宮はスコットが18得点、比江島が13得点、ロシターが8得点11リバウンド11アシストをマーク。敗れた川崎は、ニック・ファジーカスが23得点11リバウンド、藤井祐眞が12得点を挙げたが、一歩及ばなかった。
 
■試合結果
宇都宮ブレックス 68ー65 川崎ブレイブサンダース
宇都宮|23|19|14|12|=68
川 崎|14|16|21|14|=65

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