琉球ゴールデンキングスは2日、藤田弘輝ヘッドコーチが今シーズンをもって退任すると発表した。
埼玉県出身で現在35歳の同氏は、2008年にハワイ大学ヒロ校から浜松・東三河フェニックス(現三遠ネオフェニックス)へ入団。2010年に宮崎シャイニングサンズへ移籍し、2011年に現役を引退した。その後宮崎のアシスタントコーチ兼通訳に就任し、福島ファイヤーボンズや三遠のヘッドコーチなどを歴任。2019年に琉球のアシスタントコーチに就いたが、佐々宜央前HCがシーズン途中に退任したため、ヘッドコーチに昇格した。今シーズンは40勝16敗で西地区を制覇し、チャンピオンシップではセミファイナルへ進出していた。
藤田氏は退任にあたり、クラブ公式HPで「このチームの一員としてハードワーク出来たことをとても誇りに思っています。2シーズンと短い間でしたが琉球ゴールデンキングスでの時間は私の人生にとってとても大切な部分になりました」とコメント。
また、琉球の安永淳一取締役は「前任ヘッドコーチの突然の辞任やコロナ禍などの難局を乗り切れたのは、藤田氏の紳士的な人柄に依るところが大きく、改めてこれまでのキングスへの貢献に対して感謝を申し上げます」と感謝の意を表した。