群馬クレインサンダーズが新体制を発表「バスケで群馬を熱くする! B1昇格、日本一へのスタートの1年に」

阿久澤毅新社長(後列中央)のもと、B1昇格を目指す [写真提供]=群馬クレインサンダーズ

 1日、群馬クレインサンダーズが都内で阿久澤毅新社長就任、ならびに新体制発表の記者会見を行った。昨シーズン途中から「オペンホウセ」のCMでも知られているオープンハウスのサポートを受けていた群馬。6月25日からオープンハウスはクラブの運営を行う群馬プロバスケットボールコミッションを完全子会社化し、オーナー会社としてさらなるチーム強化に臨むという。

 今回発表された阿久澤社長は高校野球の指導者として長年尽力した人物。「不思議なご縁で社長就任の話をいただきました。オープンハウスの荒井正昭社長のもと、群馬のために力を尽くしたい。すでに地元から熱いメッセージをいただいている。それをチームに伝えることが日本一になる原動力になります。ブースター、チーム、スタッフが三位一体で推し進めていきたい」と会見の冒頭に社長就任の決意を述べた。

 さらに新型コロナウイルス感染拡大の影響でインターハイや全国中学校大会の開催が中止になった部活生に対しての施策も準備していると阿久澤社長。「まず、地元の部活生の進学のため、クラブのスカウティングプラットフォームを中高生のスカウティングの場に提供したいと思っています。また、サンダーズメモリアルカップを開催し、インターハイや全中予選の代替試合として、思い出作りにしていただければ」と語った。

 阿久澤社長は「バスケで群馬を熱くする」と標榜する。そして、「チーム、スタッフの両輪をいかに回していくか。まずはB1の昇格、日本一へのスタートのための1年にしたい」と、7月1日からスタートした2020-21シーズンに向けての目標とした。

 また今回の会見では5シーズン目を迎える平岡富士貴ヘッドコーチも登壇。「今シーズンも契約できると考えていませんでした。球団関係者の皆さんに感謝したいと思います。年々チームの強化が進み、昨シーズンは後半に入って9連勝するなど手ごたえを感じた中での中止は残念でした。このオフは選手の補強も順調に進み開幕が楽しみ。B1昇格を目指して、最後、みんなで笑えるようなシーズンにしたい。今シーズンは昨シーズン以上に、5年間で一番強いチームにしたいと思います」と力を込めた。

 さらに今シーズンから群馬でプレーする上江田勇樹(新潟より)、笠井康平(名古屋Dより)、田原隆徳(宇都宮から期限付き移籍した大阪より)、山崎稜(宇都宮より)も登壇。千葉で天皇杯優勝、新潟で中地区1位の実績を持つ上江田は、「これまでの経験を生かし、群馬でも必要なピースとして戦いたいと移籍してきました。B1昇格のために頑張りたい」と、新天地での決意を述べた。

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