仙台89ERSは28日、琉球ゴールデンキングスの寒竹隼人を期限付き移籍で獲得したと発表した。
福岡県出身で現在33歳の同選手は、194センチ90キロのスモールフォワード。拓殖大学卒業後の2009年にトヨタ自動車アルバルク(現アルバルク東京)へ加入し、岩手ビッグブルズや京都ハンナリーズなどでプレー。2018年に琉球へ入団し、在籍2年目の昨シーズンは31試合の出場で43得点を記録した。
同選手はシーズン終了後の5月11日に琉球と契約合意したが、同クラブによると選手構成が固まった後に、出場機会を求める寒竹の意向を受けて移籍先を模索し、仙台への期限付き移籍が決まったという。単年契約であることから、期限付き移籍ながら実質的な退団と発表している。
寒竹は2年間過ごした琉球の公式HPで「チームは変わりますが、キングスで学んだ事や胸に刻まれた素晴らしいカルチャーは、今後のバスケットボール人生の核となって生き続けます。もうすぐ新アリーナも完成するなど、沖縄やキングスには明るい未来が待っています。またいつの日か、どのような形であれ、沖縄の皆さまと共に喜びを分かち合える日が来ることを心より願っています。ありがとうございました」とコメント。
また、加入する仙台の公式HPで「桶谷HCをはじめ、沢山の方々が築き上げてきた素晴らしいナイナーズの魂を共に燃やしたいという強い気持ちであふれています。B2優勝、B1昇格という唯一無二の目標を皆さまと達成し、このチームに新たなる歴史を刻み、勝者のカルチャーを作り上げていきます。ファンの皆さまと会場でお会いできる日を楽しみにしています!」とメッセージを送っている。