越谷アルファーズのホール百音アレックス、過失運転致傷・道路交通法違反の容疑で契約解除

契約解除処分が下ったホール百音アレックス[写真]=B.LEAGUE

 越谷アルファーズは2日、ホール百音アレックスが過失運転致傷および道路交通法違反の容疑で任意捜査されたと発表した。同選手は契約解除処分が下っている。

 クラブによると、同選手は10月30日の夜に東京都内で食事し、その後参加したパーティーで飲酒。翌31日朝に車で帰宅する際に車と車の間に入り込む事故を起こしたが、そのまま帰宅した。同日朝に車を見て気づき、出頭したという。事故は車5台を巻き込む接触事故で、軽症者が1名いるとのこと。本人にケガはないとしている。

 クラブは公式HPで「今回の事故で被害にあわれた方に対して深くお詫び申し上げます。また越谷アルファーズへご支援・ご声援頂いている多くのファンの皆様やスポンサー企業の皆様、越谷市の皆様、そしてBリーグならびにバスケットボール関係者の方々には多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪し、同選手に契約解除処分を下したと発表した。

 また「管理責任」として、同クラブの浅井英明代表取締役と青野和人ゼネラルマネージャーに減給3カ月の処分を科したと発表している。

 島田慎二チェアマンは「コロナ禍においても『バスケで日本を元気に』を目指して、今こそバスケットボール界は一致団結して、気を引き締めて、乗り越えなければならないという中での、今回のできごとは、現在捜査中ではございますが、事実であれば本当に残念で、多くの方の期待を裏切ってしまったことは許されることではありません。

 本人には猛省をしていただきたいと思っておりますし、他の選手、クラブ関係者、リーグ関係者も他人事と思わず、改めて気を引き締めなければなりません。

 今後、再発防止のために、自分だけなら大丈夫、少しなら大丈夫、そのような甘い考えを一切持たず、研修などを通じ、リーグ、クラブ、選手一人一人の意識を高め、プロフェッショナルとしての社会的責任を果たしていく所存です」とコメントしている。

モバイルバージョンを終了