一気に若返った新潟アルビレックスBBは経験値不足が懸念点…横浜ビー・コルセアーズは古巣対戦の森井に期待

■新潟アルビレックスBB vs 横浜ビー・コルセアーズ（@アオーレ長岡）
第1戦：10月3日18時5分　第2戦：10月4日17時5分

中地区優勝を果たした一昨シーズンから大きく勝率を落とした昨シーズンを踏まえ、新潟アルビレックスBBは庄司和広ヘッドコーチが退任して福田将吾HCを招へい。ロスターも大幅に入れ替わり、一気に若いチームとなった。B1での経験値という点では不安が残り、プレシーズンゲームでもB2越谷アルファーズに連敗するなど不首尾。若い分、勢いに乗ればその後の展望も開けるだけに、開幕節の結果が非常に重要となるだろう。

その開幕節は、昨シーズン福田HCが率いた横浜ビー・コルセアーズとの対戦。横浜は昨シーズンも残留プレーオフ出場に相当する成績に終わり、オフにはチームの柱であった田渡凌らを移籍で失った。加えて、新たに就任したカイル・ミリングHCと外国籍選手2人がコロナ禍で合流できず、飛車角抜きで開幕を迎えることになる。代行指揮する加藤翔鷹アシスタントコーチを中心に、シーズン序盤は辛抱強さが必要だ。

最も注目したいのは、福田HCと入れ替わるように新潟から横浜に移籍した森井健太が、慣れ親しんだアオーレ長岡でどのようなパフォーマンスを披露するかという点。その背中を見て学んできた五十嵐圭とのマッチアップは特に見どころ十分だ。対する新潟では古巣復帰を果たした佐藤公威が、大きく若返ったチームで強いキャプテンシーを発揮するに違いない。新潟は他にも地元出身選手が多く、横浜も秋山皓太が新潟県出身で、竹田謙はかつて新潟でプレー。新潟に縁のある選手の躍動で、見応えのある試合展開を期待したい。

文=吉川哲彦

■ロスター
・新潟（ヘッドコーチ：福田将吾）
チャールズ・ミッチェル
 星野曹樹
 大矢孝太朗
 リチャード・ヘンドリックス
 五十嵐圭
 柏倉哲平
 石井峻平
 納見悠仁
 佐藤公威
 ロスコ・アレン
 池田雄一
 林翔太郎