滋賀レイクスターズはインサイドを守る日本人がカギに…島根スサノオマジックは外国籍選手で優位に立ちたい

吉川哲彦

滋賀レイクス

2020.10.03 17:05 T.O.
試合終了
ウカルちゃんアリーナ

島根スサノオマジック

■滋賀レイクスターズ vs 島根スサノオマジック（@ウカルちゃんアリーナ）
第1戦：10月3日17時5分　第2戦：10月4日14時5分

　チャンピオンシップ進出も現実味を帯びる躍進を見せた昨シーズンから、選手の移籍が相次いで今季は再構築を余儀なくされた滋賀レイクスターズ。昨季から残留したのはガードの伊藤大司と狩俣昌也、ウィングの谷口光貴と前田怜緒の4人。昨季特別指定選手だった前田は、今季はチームの軸としての活躍が求められる。新加入選手の期待の一番手は、千葉ジェッツから期限付移籍で加入した晴山ケビン。その経験を武器に、先頭に立ってチームを引っ張らなければならない。そして、再び土台作りに臨むショーン・デニスヘッドコーチの采配が最大のキーポイントになることは間違いない。

　そのデニスHCと同じく鈴木裕紀HCが4シーズン目を迎える島根スサノオマジックは、杉浦佑成や白濱僚祐など他クラブの主力の獲得に成功。後藤翔平や北川弘といった鈴木HCの戦略を熟知する選手も残り、今シーズンは攻守両面で上積みが期待できる。その分、より結果にこだわりたいところだ。

　今シーズンの開幕節は、新外国籍選手を獲得したクラブがコロナ禍による彼らの合流の遅れで難しい戦いを強いられる。滋賀はそのクラブの１つで、特別ルールによる追加契約選手がウィル・クリークモアのみ。一方の島根は、帰化選手のウィリアムス　ニカが移籍してきた上、デモン・ブルックスがすでに合流し、さらにはルーク・エヴァンスと追加契約して影響を最小限にとどめた。滋賀がインサイドの不利をはね返すには、晴山や今川友哲の体を張った働きが不可欠となる。

文=吉川哲彦

■ロスター
・滋賀（ヘッドコーチ：ショーン・デニス）
ジョナサン・オクテウス
 村上駿斗
 ウィル・クリークモア
 狩俣昌也
 ジョーダン・ハミルトン
 晴山ケビン
 今川友哲
 アンガス・ブラント
 谷口光貴
 伊藤大司
 頓宮裕人
 前田怜緒