2020.10.03

名古屋ダイヤモンドドルフィンズが速い展開に持ち込むか、それともレバンガ北海道が守備から流れを掴むか

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ vs レバンガ北海道(@ドルフィンズアリーナ)
第1戦:10月3日15時5分 第2戦:10月4日15時5分

 2017-18シーズンから2シーズン連続でチャンピオンシップ進出を果たした名古屋ダイヤモンドドルフィンズ。しかし、昨シーズンは勝ち星を伸ばせず17勝24敗、西地区5位という成績に終わった。

 課題は明白で、ターンオーバー数と得点力だ。ターンオーバーは平均13.7個でB1最下位、昨シーズンの平均得点は73.3点で15位となり、この2点の修正は必須となる。

 そんな中、チームは大型補強に成功。梶山信吾ヘッドコーチ体制4シーズン目は「トランジションバスケットをより追求する」と明言し、齋藤拓実狩野祐介ジェフ・エアーズレオ・ライオンズという経験豊富な即戦力4名が加わった。また、開幕直前にはドナルド・ベックアドバイザーも合流。優勝が狙える布陣の今シーズン、未だ崩せぬCS初戦突破の壁は最低限の任務か。

 相手となるレバンガ北海道は、折茂武彦が引退し、宮永雄太新HCを迎え新たなスタートを切った。40分間ハードなディフェンスを軸に置き、それを先頭で引っ張るのは橋本竜馬多嶋朝飛のベテランガードだろう。新戦力には葛原大智ニック・メイヨら身長にかかわらず走力を兼ね揃えた選手が加わった印象だ。攻撃型の司令塔、ジョーダン・テイラーのプレーも待ち遠しい。

 ドルフィンズアリーナでの開幕節は、名古屋Dが理想とする速い展開を出せるか、それとも北海道が守備から主導権を握るかがカギとなるだろう。北海道は中野司内田旦人らの若手の躍動も勝利には必要不可欠だ。

文=小沼克年

■ロスター
・名古屋D(ヘッドコーチ:梶山信吾)
小林遥太
齋藤拓実
ジェフ・エアーズ
菊池真人
張本天傑
安藤周人
レオ・ライオンズ
中東泰斗
中務敏宏
笹山貴哉
ジャスティン・バーレル
木下誠
狩野祐介

・北海道(ヘッドコーチ:宮永雄太
橋本竜馬
ジョーダン・テイラー
牧全
葛原大智
中野司
多嶋朝飛
ファイパプ月瑠
桜井良太
玉木祥護
内田旦人
ニック・メイヨ
ジャワッド・ウィリアムズ

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