2020.10.03

信州ブレイブウォリアーズがB1の舞台へ登場…持ち前のディフェンスで相手を機能不全に追い込みたい

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

信州ブレイブウォリアーズ vs 秋田ノーザンハピネッツ(@ホワイトリング)
第1戦:10月3日14時5分 第2戦:10月4日14時5分

 2018-19シーズンにB2優勝、昨シーズンはB2中地区2連覇を果たした信州ブレイブウォリアーズが、満を持してB1の舞台に乗りこむ。昨季は1試合平均失点が63.1点という驚異の数字を叩き出し、オフェンスではスリーポイントシュートの成功数が1試合平均10本を超え、攻守で他チームを圧倒した。今シーズンは日本代表経験者の小野龍猛を加えたが、大幅な選手の入れ替えはなく、B2で培った力がどこまで通用するかという点が注目される。かつて島根スサノオマジックをB1に昇格させながらも退任し、今シーズン初めてB1で指揮を執ることになる勝久マイケルヘッドコーチの思いも並々ならぬものがあるはずだ。

 その信州にとって良い試金石となる最初の相手は、秋田ノーザンハピネッツ。アシスタントコーチから昨シーズン昇格した前田顕蔵HCは、粗さのあったディフェンスに手を加え、その完成度を高めてみせた。古川孝敏らの加入でオフェンスも向上の兆しを見せ、昨シーズンは一時白星が先行するなど確実にステップアップ。ただ、今季は得点源の役割を担っていた外国籍選手が移籍し、貴重な帰化選手も失った点が不安材料。日本人選手が積極的に得点を狙う意識を高めたい。

 信州としては、その秋田の不安材料を突きたいところ。まずは持ち味のディフェンスで秋田のオフェンスを機能不全に追いこむことが、B1初陣を飾るための第一歩となる。その上で、オフェンスでも秋田の隙のないディフェンスをいかにかいくぐるか。こちらも、やはり自慢であるスリーポイントを臆することなく打っていきたい。

文=吉川哲彦

■ロスター
・信州(ヘッドコーチ:勝久マイケル)
山本エドワード
井上裕介
西山達哉
栗原ルイス
佐藤託矢
大崎裕太
増子匠
ジョシュ・ホーキンソン
ヤンジェミン
三ツ井利也
小野龍猛
ウェイン・マーシャル
アンソニー・マクヘンリー

・秋田(ヘッドコーチ:前田顕蔵)
大浦颯太
細谷将司
野本建吾
アレックス・デイビス
伊藤駿
中山拓哉
長谷川暢
多田武史
保岡龍斗
ハビエル・カーター
カディーム・コールビー
古川孝敏

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