2020.10.03

新戦力スコットが古巣相手に奮起なるか、琉球ゴールデンキングスはいかにインサイドで踏ん張れるかが重要

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

宇都宮ブレックス vs 琉球ゴールデンキングス(@ブレックスアリーナ宇都宮)
第1戦:10月3日15時5分 第2戦:10月4日15時5分

 宇都宮ブレックスは、今シーズンも優勝候補筆頭だ。田臥勇太ライアン・ロシター遠藤祐亮らのコアメンバーに比江島慎テーブス海、そこに今シーズンはジョシュ・スコットLJ・ピークを迎え入れた。熟成された守備力と、攻撃では「個」でも打開できる力を駆使してBリーグ初年度以来の優勝を目指す。

 ピークの合流の目処はいまだに立っていないようだが、スコットは既にチームにフィットしている印象。開幕節では古巣の琉球ゴールデンキングス相手にインサイドを制圧し、恩返しをしたいところ。ポイントガードのテーブスも成長著しい。持ち前の攻撃センスに加え、ディフェンス力も大きく向上。これによりガード陣の層はさらに分厚くなった。

 昨シーズン途中からHCに昇格した藤田弘輝氏が、開幕から指揮を執る琉球。オフシーズンには外国籍選手のほかに、船生誠也今村佳太を獲得した。船生は195センチのサイズと豊富な運動量、今村は強みのシュート力を生かし、チームに新たな風を吹き込んでくれるだろう。また、昨季シーズンは特別指定選手として途中加入ながら、18試合に出場したルーキーの牧隼利にも注目だ。

今シーズン、レギュラーシーズンでの対決は同節が最初で最後。宇都宮はホームの声援を力にできないという不安があるが、自慢のチーム力で連勝を狙う。琉球は岸本隆一並里成のガードコンビがどんなゲームメイクで勝利を手繰り寄せるか。また、インサイドの攻防を互角に持っていけるかも重要になるだろう。

文=小沼克年

■ロスター
・宇都宮(ヘッドコーチ:安齋竜三)
田臥勇太
ジェフ・ギブス
LJ・ピーク
比江島慎
テーブス海
遠藤祐亮
竹内公輔
渡邉裕規
鵤誠司
ライアン・ロシター
喜多川修平
ジョシュ・スコット

・琉球(ヘッドコーチ:藤田弘輝)
石崎巧
船生誠也
並里成
ナナーダニエル弾
岸本隆一
田代直希
今村佳太
満原優樹
小野寺祥太
ジェイソン・ウォッシュバーン
ジャック・クーリー
牧隼利

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