8月28日、、B3リーグの岩手ビッグブルズはエリック・ニッセンとの選手契約合意を発表した。
カナダ出身で現在25歳の同選手は、206センチ100キロのパワーフォワード。2019-20シーズンに岩手に加入し、40試合に出場して1試合平均13.1得点、9.9リバウンドを記録した。同選手は今年3月に新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響でカナダ政府による帰国指示が下り、双方合意の上で岩手との契約を解除したうえでカナダに帰国していた。
契約解除発表の際、「健康を維持し、家族を守るために苦渋の決断でした。今とても大変な状況ですが、皆さんも安全で健康に過ごせることを祈っています。また皆さんに会えることを願っています」とコメントしていたニッセン。今回の契約により、その願いが叶うこととなった。
岩手復帰が決まったニッセンはクラブ公式HPを通して、「岩手に戻ってくることができてとても楽しみです。自分の家に帰ってきたような気がしています! B3優勝を岩手に届けるために全力を尽くします。岩手のブースターの皆さんに会うのがとても待ち遠しく、また素晴らしい経験ができることを楽しみにしています!」とコメントしている。
また、クラブとしても「また会えたことが本当にうれしいです。3月の突然の別れから、この時がくることを待っていました。プレーはもちろん、素晴らしい人間性を持ち合わせているエリック。再び一緒に戦うことができるのが楽しみです」と同選手との再会を喜び、活躍へ期待を寄せている。
なお、ニッセンは「在留資格を有する外国人の再入国措置」により日本に入国しており、カナダ出国前及び成田空港にてPCR検査を受け、結果は両検査とも陰性だったとのこと。入国後2週間の隔離による待機を経てすでに盛岡に到着し、31日からチーム練習にも合流するという。