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8月27日(現地時間26日、日付は以下同)。インディアナ・ペイサーズがネイト・マクミランHC(ヘッドコーチ)を解雇。2016-17シーズンからHCを務めたマクミランは、今季までの4シーズンで計319試合を指揮して183勝136敗を残していた。
183勝はペイサーズのHCとしてフランク・ボーゲルHC(250勝181敗/現ロサンゼルス・レイカーズHC)、ラリー・ブラウンHC(190勝138敗)に次ぐフランチャイズ史上3位という好成績。4年連続で出場したプレーオフではいずれも1回戦敗退となったものの、つい今月上旬に延長契約をしていたやさきだっただけに、驚きの声が上がったのは言うまでもない。
この日のチーム練習で、ペイサーズを4戦無敗で下したマイアミ・ヒートのエリック・スポールストラHCは「ありえない」と指摘し、「まったく信じられないね。ほんの2週間ほど前、シリーズが始まる時に彼ら(ペイサーズ)は契約延長をしていたんだ。でもシリーズを終えたら感情的な決断ですぐさま解雇してしまった。本当にがっかりだ」と話していた。
そしてスポールストラHCだけでなく、NBAチームを指揮する2人のHCがこう述べている。
1人目はダラス・マーベリックスの名将リック・カーライルHC。28日に『ESPN』へ「ショックだったね。このことを理解するのは非常に難しい。あの組織が持つ哲学上の理由が何だったのか、私には分からない。だがネイト・マクミランはこのリーグの中で最も尊敬されているコーチの1人だと私は知ってるよ」と語っていた。
もう1人はボストン・セルティックスの知将ブラッド・スティーブンズHC。27日に『Sports Illustrated』へ「あの組織でやろうとしていることを他の人物が決めたんじゃないか。ネイト・マクミランがこの3~4年間にやってきたことを上回ることができる人物がいるとは私には思えないね」と指摘していた。
NBAのHCは結果が求められるとはいえ、マクミランは主力にケガ人が出ている中で、毎シーズン勝率5割以上を残し、ペイサーズをプレーオフへと導いてきた。ここ2年連続でスウィープ負けを喫していたものの、昨年はビクター・オラディポ、今年はドマンタス・サボニスをケガのため欠いていたため、もう1シーズン、マクミランが指揮を執ってもよかったのではないか、と思えてしまう。
来季ペイサーズで新たな指揮官を務めるHCには、大きなプレッシャーがかかると言っても過言ではないだろう。
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