計60分間に及ぶ激戦を勝ちきった福大大濠、片峯コーチ「みんなの魂がコートに入った」

福岡大学附属大濠を指揮する片峯聡太コーチ [写真]=山口剛生

 8月1日にあづま総合体育館で行われた平成29年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会(インターハイ)の男子準決勝で、福岡大学附属大濠高校(福岡県)が帝京長岡高校(新潟県)と対戦。4度の延長戦にもつれこむ激闘となったこのゲームで、帝京長岡を最終スコア89-87で下した。

 試合後、福大大濠を率いる片峯聡太コーチは「延長戦では、選手たちがよく踏ん張って盛り返した。ケガ人だったり、退場者が出たりする中で、本当の意味でのチームの勝利がこのゲームにはあった」と自軍の戦いを称賛。一方で、「こういう気持ちはここで終わりにする」と冷静に決勝戦を見据えた。

 再々々延長による計60分間のゲームについて「経験がないです。初体験で、長かったです」と苦笑した片峯コーチ。「延長までは熱くなっていたけど、再々延長には何も感じないくらいでした。でも、みんなの魂がコートに入るというのは、そういうことなのかなと思います。充実した時間をみんなで過ごせたと思います」と振り返った。

 なお、決勝に駒を進めた福大大濠は、2日に明成高校(宮城県)と激突する。

福大大濠は大接戦を制した[写真]=山口剛生

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