福大大濠や明成、帝京長岡らが準々決勝進出、土浦日本大と洛南、北陸学院は敗退/ウインターカップ男子3回戦

 12月26日、東京体育館で開催している「ウインターカップ2017 平成29年度 第70回全国高等学校バスケットボール選手権大会」の大会4日目、男子は3回戦の計8試合が行われた。

 高校総体(インターハイ)の優勝校、福岡大学附属大濠高校(福岡県)は37得点14リバウンドと大暴れした大倉颯太率いる北陸学院高校(石川県)を相手に76-70で勝利。中田嵩基が7本の3ポイントシュートを浴びせるなど23得点、横地聖真が19得点19リバウンド、井上宗一郎は16得点13リバウンドと活躍。

爆発的な得点力を駆使して福大大濠に立ち向かった大倉[写真]=兼子慎一郎

 インターハイ2位の明成高校(宮城県)は、洛南高校(京都府)と対戦。八村阿蓮がファウルトラブルになる中、前半を27-27と踏ん張り、第4クォーターを18-13で上回り、最終スコア62-59で辛勝となった。

 福岡第一高校(福岡県)と土浦日本大学高校(茨城県)の試合は、終盤まで勝敗が分からない接戦となった。驚異的な粘りを見せた土浦日大に残り30.2秒で83-83の同点に追いつかれる。しかし、残り6.1秒にバムアンゲイ ジョナサンがファウルで得たフリースローを冷静に沈めて85-83で勝利を飾り、ベスト8進出を決めた。

福岡第一と土浦日大の激戦は、ジョナサンが決めたフリースローが決勝点となった[写真]=大澤智子

 27日は準々決勝4試合が行われる。明日からはメインコートとなるため、東京体育館に集まるであろう大勢の観客が、各試合で繰り出される1つ1つのプレーや試合中に起こるあらゆる瞬間を目にすることとなる。はたして、どのような展開が待ち受けているのだろうか。ウインターカップも残りあと3日。高校バスケットボールの頂上争いに注目していただきたい。

■男子3回戦試合結果
福岡大学附属大濠高校(総体1/福岡県) 76-70 北陸学院高校(石川県)
八王子学園八王子高校(東京都) 80-86 県立厚木東高校(神奈川県)
中部大学第一高校(愛知県) 95-72 日本大学山形高校(山形県)
土浦日本大学高校(茨城県) 83-85 福岡第一高校(福岡県)
帝京長岡高校(新潟県) 79-70 北陸高校(福井県)
実践学園高校(開催地) 72-91 飛龍高校(静岡県)
県立広島皆実高校(広島県) 70-61 県立秋田工業(秋田県)
洛南高校(京都府) 59-62 明成高校(総体2/宮城県)

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