竹原レイラ、全国初優勝が懸かる一戦へ「自分がどんどん攻めていく」

準決勝で35得点をマークした竹原 [写真]=加藤夏子

 12月27日、東京体育館で「ウインターカップ2017 平成29年度 第70回全国高等学校バスケットボール選手権大会」女子準決勝が行われ、大阪桐蔭高校(大阪府)が桜花学園高校(高校総体2/愛知県)と対戦。前半で14点のリードを奪うと、最終スコア79-54の25点差で快勝した。

 大阪桐蔭を初の決勝進出に導いたのは、日本代表候補に選出されたこともある竹原レイラだ。インサイドの要として35得点11リバウンドを挙げ、4ブロックも記録した。試合後の取材で「全員で攻めることができ、自分のところにパスが入ってディフェンスが寄ってきてら、周りが合わせてくれました」と語ったとおり、鈴木妃乃が13得点、永井唯菜が11得点、小田垣李奈が7得点、永田舞が6得点と、スターティングファイブ全員で攻撃を展開した。

4ブロックを挙げるなど守備での活躍も光った [写真]=加藤夏子

 竹原は29本の2ポイントシュートを放ち、そのうち17本成功。「試合前は全然シュートが入らなくて焦っていましたが、試合中は落ち着いてできました」と話す一方で、「決めることができるシュートを何本か落としていました。そこは決めきりたいです」と意欲を示した。

 21度のウインターカップ優勝を誇る桜花学園は「(試合前から)格上のチームだと思っていました」と竹原。挑戦者として試合に臨んだことを明かし、「個々の技術では負けている部分があると思ったので、チーム全員で攻めたり、守ったりを意識しました」とコメントした。

 高校総体(インターハイ)を含め全国初優勝が懸かる決勝の相手は、「全体的に大きい」(竹原)安城学園高校(愛知県)。チームの大黒柱は「攻めにくいところがあるかもしれません。自分がどんどん攻め、周りにパスをさばいたりしたいです」と意気込みを口にした。

28日、安城学園との決戦に挑む [写真]=加藤夏子

モバイルバージョンを終了