インハイ女子注目選手(3)高橋未来(京都精華学園)「冷静な判断ができる切りこみ隊長」

U17女子日本代表にも選出された高橋[写真]=三上太

8月2日から8月7日にかけて愛知県の一宮市、小牧市、名古屋市で行われる「平成30年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会(インターハイ)」。『バスケットボールキング』では、今大会の女子注目選手8人をピックアップした。

■女子注目選手(3)高橋未来(2年/京都精華学園/京都府)

 オールコートではトランジションゲームを、ハーフコートでは1対1をメインに置く京都精華学園の切りこみ隊長。U17女子日本代表にも選ばれているポイントガードはスピードに乗ったプレーが持ち味。ファストブレイクからのストップジャンプシュートは精度が高く、それを警戒したディフェンスが守りに出てくればドライブで抜く判断力も兼ね備えている。当然、ドライブからのキックアウトパスでチームメートの得点シーンを演出することもできる。

 目下の課題は鍛えられた強豪校を相手にしたとき、シュート率が下がってしまうことだという。「特にシュートフェイクからのシュート率がよくないので、それはインターハイまでに克服したいと思います」。また166センチの高橋にとって、背の低い相手に守られたときのポストプレーも身につけたいところだ。「自分が30点くらい取らなければチームは負けてしまうと思うので、もっと得点力を上げて、インターハイに臨みたいです」。

今大会は得点力アップをテーマに掲げる[写真]=三上太

 多くの注目選手同様、高橋もまた大会直前まで「FIBA U17女子バスケットボールワールドカップ2018」に参戦している。コンディショニングの難しさはあるだろうが、笑顔で乗り越えればチームを上位に導くことができるはずだ。

文=三上太

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