第2回『スナック 籠球』が開催、夏の終わりにインターハイを語り尽くす…ウインターカップ展望も大胆予想!?

第2回目のテーマは「真夏の青春!インターハイを語り合おう!」

 7月29日、バスケットボールキングのファンイベント『スナック 籠球』が開催された。

 同イベントの第2回目は『真夏の青春!インターハイを語り合おう!』をテーマに、編集長の入江美紀雄と、バスケットボールライターの三上太氏を中心にトークを展開。まずは今年のインターハイを振り返った。男子は同時期に行われた「FIBA U18アジア選手権大会2018」の影響でベントメンバーがそろわないチームがあった中、開志国際高校(新潟県)が初優勝を達成。全員で同校を称えると、改めて勝ちあがり表を見ながら、「キャプテンがいない中、中部第一(中部大学第一高校)もがんばった」、「明成は冬に強くなる」、「今年はインターハイ、国体、ウインターカップで全部違うチームが優勝する」などといった意見が飛び交った。

ゲストにはバスケライターの三上太氏(左)が出演

 続いての女子では、23回目となる優勝を成し遂げた桜花学園高校(愛知県)を中心にトークが繰り広げられ、「新人戦を見たときの桜花はひどかったけど、よく立て直した」、「下級生主体だからまだまだ強くなる」との声が上がった。長年桜花学園を取材している三上氏は、井上眞一コーチについて「最初は怖いけど、コートを離れるとお茶目なおじいちゃんですよ(笑)。選手たちにアイスクリームを買ってあげたりしてます」と裏話も教えてくれた。また、強豪校を次々と倒してベスト4入りを果たした四日市商業高校(三重県)も、今大会のハイライトの1つとして挙げられた。

会場は“スナック感”漂うノスタルジーな雰囲気に

 イベントの後半では、過去のインターハイについてもトーク。田臥勇太(現栃木ブレックス)を擁し高校9冠を果たした県立能代工業高校(秋田県)について、入江が当時の“田臥フィーバー”の様子を説明すれば、「僕は2008年の埼玉インターハイですね。第4クォーター残り5分で18点差をひっくり返した桜花はすごかった!」と三上氏は興奮気味に、とても嬉しそうに話した。『歴代最強留学生は誰だ?』という議題にもなり、会場からはディアベイト・タヒロウ(元帝京長岡高校)、宮崎県の延岡学園高校時代に3冠を獲得したジュフ・バンバ(現川崎ブレイブサンダース)、女子ではハ・ウンジュ(元桜花学園)などの名前が挙がった。

 インターハイが終わると、やはり気になるのはウインターカップ。ということで、話は冬の展望にまで発展した。長年の経験とお酒の助けもあってか、三上氏は「男子は中部第一vs明成」と決勝カードを大胆予想。女子についても言及し「桜花vs岐阜女子。これはもうカタい。この2チームは強いです!」と豪語した。

ラストには会場で購入したインターハイTシャツのプレゼント大会も実施

 今回は参加者が10名程度だったこともあってか、まさに“スナック感”漂うノスタルジーな雰囲気で開催された『スナック 籠球』。終始様々な意見やエピソードが繰り広げられたバスケ好きのバスケ好きによるバスケ好きのための濃縮された時間は、予定していた90分では収まらず、2時間を過ぎたところで惜しまれつつ閉店となった。

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