立ちあがりの3連続3Pで主導権を握った精華女子、福岡県を制し2年連続のウインターカップへ

終始ゲームを支配した精華女子の樋口

 11月3日、アクシオン福岡にて「SoftBankウインターカップ2018 平成30年度 第71回全国高等学校バスケットボール選手権大会」の代表校を決める福岡県予選の女子決勝戦が行われた。

 精華女子高校と東海大学付属福岡高校が激突した一戦は、立ちあがりから精華女子のペース。大上晴司コーチが「最初に3本入ったのが、この試合で主導権を握れた1番の要因」と試合後に述べたとおり、いきなり中園陽菜乃(1年)、樋口鈴乃(2年)、矢野聖華(3年)の3連続3ポイントで9-0とした。これで勢いに乗った精華女子は、夏以降、強化してきたというディフェンスも機能。攻めては樋口と木村瑞希(2年)がバスケットカウントを決めるなどで25-11で第1クォーターを終えた。

 続く第2クォーターは、先制点こそ与えたが樋口、三浦舞華(2年)の2年生コンビを起点に点差を拡大。東海大福岡はいい形でフィニッシュまで持っていくも、イージーシュートを決められず42-21で試合を折り返した。

樋口とともにチームを引っ張る三浦舞華

 後半に入ってもリードを維持した精華女子。長谷川奈央(3年)の積極的な仕掛け、三浦のブザービーターも決まり、28点差で第4クォーターへ。最後の10分間こそ20-21とされたが、ベンチメンバーを織り交ぜながら危なげなく試合を進め、最終スコア82-55で勝利を収めた。

 計55失点に加え、オフェンスでも「基本的に全て任せている」と大上コーチが信頼する樋口を中心に82点をマーク。攻守が噛み合い27点差で県予選を制した精華女子は、2年連続3度目のウインターカップ出場。本戦ではベスト8を目指し、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザへ乗りこむ。

【試合結果】
精華女子 82-55 東海大福岡(@アクシオン福岡)
精華女子 |25|17|20|20|=82
東海大福岡|11|10|13|21|=55

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