Bリーグ公認応援番組
『B MY HERO!』
8月2日から8月7日にかけて愛知県の一宮市、小牧市、名古屋市で行われる「平成30年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会(インターハイ)」。『バスケットボールキング』では、今大会の女子注目選手8人をピックアップした。
精華女子の2年生エース、三浦舞華は純度100パーセントのポジティブさで”女子っぽくない”と紹介したくなる選手だ。
シュートは小学生の頃からワンハンド。クロスオーバーからの1対1で相手を揺さぶり、ドライブで抜き去る。聞くと、趣味の一つがNBA動画の鑑賞。クロスオーバーはデリック・ローズやアレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)から、ロールターンはカイリー・アービング(ボストン・セルティックス)からヒントを得て、何度も練習して身に付けたのだという。あこがれのプレーヤーはステフィン・カリー(ゴールデンステート・ウォリアーズ)。チームウェアのナンバー「30」は彼にあやかったのだと、はにかみながら教えてくれた。
父は日本代表としても活躍した祐司さん。その長い手足は父譲りで、ワンハンドシュートも父の直伝だという。人と同じことをするのが嫌いで、誰より多く練習しないと気が済まないと話し、九州大会決勝では思うようなプレーができず「チームは勝ったけど自分には負けた」と悔し涙。プレーだけでなくマインドも非常に男前だ。
三浦は現在、U17日本代表として「FIBA 女子U17ワールドカップアジア2018」に参加している。帰国直後に行われるインターハイは過酷な大会になることが予想されるが、「インターハイでは絶対的なエースになって、全部シュートを決める」という力強い宣言が現実のものになるか、注目したい。
文=青木美帆