7月30日、サンアリーナせんだいで「令和元年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)」の男子3回戦が開催。報徳学園高校(兵庫県)は、九州学院高等学校を最終スコア80-67で退け、インターハイ初となるベスト8進出を果たした。
九州学院は、昨年のウインターカップでも3回戦で戦った相手。この日は前半終了時点で19点のリードを作ったが、「点数が開いたところで手を緩めたわけじゃないですけど、気持ちのところで変な余裕が出たのかなって思いました」(田中敬コーチ)と、後半は追いあげられた。
11得点を挙げた丸山賢人(2年)も「後半の中盤あたりで気が抜けてしまって……」と試合を振り返り、「そこがチームのまだまだ未熟なところかなと思います。でも、そのあとはまた我慢してディフェンスを頑張って点が取れたので、そこは良かったです」と述べた。
チームのエースシューターである丸山は、ここまでの3試合で相手から密着マークを受け続けている。田中コーチは「でもそれがエースの宿命」と話し、「チームで丸山を打たすセットも準備してきているので明日、明後日はそれを活かせるようにしたい」と意欲を示した。
丸山自身も「それはわかってやっている」と覚悟はある。「明日もまたマークがくると思うんですけど、もっと点を取りたいです。そこが自分の仕事なので」。
2回戦では第1シードの桜丘高校(愛知県)に21点差の快勝を収めた報徳学園。31日の準々決勝は広島皆実高等学校(広島県)と激突する。