BWBアジアに参加した洛南の大型ガード・小川敦也「司令塔として勝利へ導ける選手に」

BWBアジアに参加した洛南高校2年の小川[写真]=兼子慎一郎

 8月14日から4日間にわたり都内で行われた「第11回バスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズ・キャンプ・アジア2019(BWBアジア)」。2012年以来、2度目の日本開催となった今回のBWBアジアには、日本から男女計8名が参加した。

 その中の1人、洛南高校2年の小川敦也は、「バスケットの言葉は通じる部分がありましたけど、英語が喋れないので言葉の壁がありました。こういう場ではコミュニケーションが大事だと感じました」と同キャンプを終え、素直な感想を述べた。

 小川は現在、所属チームではポイントガードとシューティングガードを兼務する“コンボガード”として先発を任されているが、今後は本格的にポイントガードのポジションにコンバートしようとしている。今回のキャンプだけでなく、6月に行われたU18日本代表の強化合宿でもポイントガードとしてプレーしていた。

「世界ではわからないですが、日本では188センチでポイントカードをしているので、リバウンドを取ってから自分でボールを運んで速攻まで持っていけます」

キャンプ最終日でも随所に持ち味を発揮した[写真]=兼子慎一郎

 そう自身の持ち味を話す小川は、ボールハンドリングにも優れ、鋭いドライブから攻撃を展開するオフェンス力のあるガードだ。ライバル・東山高校と対戦した6月のインターハイ京都府予選決勝では、両チーム最多となる27得点をマークした。今回のBWBアジアにおいても、最終日に計33名の男子メンバーの中から16名が選出されたオールスターゲームに出場を果たすなど、今後も注目すべき選手の1人である。

「みんな個人のアピールがすごかった」と言うように、4日間の最後を締めくくった男子のオールスターゲームは、豪快なダンクやアリウープが飛び交う試合となったが、その中で小川はワンマン速攻や得意のフローターシュートを決めて随所に存在感を発揮。一定の手応えをつかんだ。「チームプレーというよりかは、個人のスキルを発揮するという感じでした。でも、自分の持っているものを少しは発揮できたと思います」

 小川は今後チームへ戻り、BWBアジアで得た収穫と課題を見つめ直し、さらなる強化を図る。「京都の出場枠が2つになって可能性は大きくなった」(小川)今年のウインターカップだが、洛南は「東山に勝って出場するつもりで練習しています」と小川は言う。

「ポイントカードとしてチームをまとめて、勝利へ導ける選手になりたいです」

 高さとテクニックを兼ねそろえた17歳が、これからどんなポイントガードになるのか。今後も注目していきたい。

文=小沼克年

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