6月6日に長野市真島総合スポーツアリーナ(ホワイトリング)で第5回東アジアバスケットボール選手権大会準決勝が行われ、男子日本代表チームがチャイニーズ・タイペイと対戦。前半で14点のビハインドを背負う苦しい展開の中、後半に追いあげたものの最終スコア73-78で惜敗した。
ヘッドコーチとして指揮を執ったテクニカルアドバイザーのルカ・パヴィチェヴィッチは試合後、「選手たちはハードにプレーしてくれましたが、集中できていない部分もありました」とコメント。相手に21本のオフェンスリバウンドを奪われ、日本が13個のターンオーバーを犯したことについて、「攻撃権(ポゼッション)を損してしまいました。それを省いていかなければ、なかなか勝てません」と分析した。
日本は橋本竜馬(シーホース三河)がディフェンスで奮起し、アイラ・ブラウン(サンロッカーズ渋谷※自由契約選手)がチームトップの8リバウンドを挙げたが、相手のクインシー・デービスに29得点17リバウンドを許した。「全体的に良いディフェンスをしても、相手にリバウンドを拾われてしまい、セカンドチャンスを決められた」と指揮官は振り返り、「スタミナや気力などで相手を上回ることができなかったことは非常に残念です」と、FIBAランキングで日本と同じ48位につける相手に敗れたことを悔やんだ。
なお、3位決定戦に回った日本は、7日19時から中国との一戦に挑む。