ウルグアイ戦で11得点、手応え感じる田中大貴「相手どうこうよりも自分たちのバスケットができれば」

シュートを放つ田中大貴 [写真]=圓岡紀夫

 7月29日、ウルグアイ代表(FIBAランキング26位)との国際強化試合第1戦に臨んだ男子日本代表(FIBAランキング48位)は、第1ピリオドに背負った11点のビハインドが最後まで響き最終スコア69-79で敗れた。

 サンロッカーズ渋谷のホーム、青山学院記念館で行われたこの一戦。フリオ・ラマス新ヘッドコーチを迎えたばかりの日本代表は、序盤に相手のハードなディフェンスに苦しんだ。

 スターティングファイブに名を連ねた田中大貴アルバルク東京)は「相手が立ちあがりから激しくきて、最初はうまく対応できなかった」と振り返る。「外のシュートを気持ち良く打たせてしまった。インサイドで(エステーバン)バティスタに寄ったところでうまくさばかれたりもしたので、そのあたりは修正しないといけない」

 それでも第2ピリオドから盛り返し、点差を一気に縮めた。「相手以上のディフェンスができている時はいい流れになる。自分もいい形でシュートを打てた」。チームのいいリズムに乗り、田中自身もトータル11得点をマークした。

 10点差で敗れた相手と30日、再び対戦する。「今日は6番(ブルーノ・フィッティパルド)にいい仕事をさせてしまった。自分がマークに付いていた時間帯もあるし、しっかり止めなくてはいけなかった」と反省しつつも、「10点差で負けたゲームでフリースローを12本落としているし、イージーなプレーでターンオーバーもあった。相手どうこうよりも自分たちが高いレベルのバスケットができれば、勝負できない相手ではない」

 シュート成功率を比較すると、2ポイントがウルグアイ61パーセントに対し、日本が48パーセント。3ポイントもウルグアイ42パーセントで日本は27パーセント。フリースローも含め、このゲームでは大きな差が開いた。もちろん打つシチュエーションにもよるが、それを踏まえても自分たち次第。敗戦を糧に、格上相手にリベンジできるか。ラマス新HC率いる日本代表がリベンジマッチに臨む。

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