2月25日、男子日本代表が敵地に乗りこんだ「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019 アジア地区 1次予選(Window2)」のフィリピン戦は、最終スコア84-89で敗北を喫した。
第3戦に続き、ケガで離脱中の富樫勇樹(千葉ジェッツ)に代わって篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)が先発ポイントガードとして出場。チャイニーズ・タイペイ戦では精彩を欠いた篠山だったが、フィリピン戦では9得点2リバウンド4アシストを挙げた。「相手のインサイド陣がアスレチックではなかった」と振り返り、「ピック&ロールから外角の選手たちがしっかりとアタックすれば、ファウルをもらえたり、アシストができたりすることを出だしでつかめていた」と、オフェンスで手応えがあったことを話した。
しかし、前日練習で自身が強調していた「リバウンドをしっかり取ること」は実現できず。総リバウンド数は日本の24個に対し、相手は19個のオフェンスリバウンドを含む47個と圧倒された。
予選4連敗を喫した日本代表だが、「落ちこんでいてもWindow3はやってくる」と篠山。「もし本当にこれ(4連敗)で希望がなくなったとしても、Window3はやってくる。試合がある以上、選手の僕たちには日本を代表して戦う権利がある。それは恥ずかしいことじゃない」と語気を強め、最後に自身の想いを口にした。
「結果が伴わなくていろいろなことを言われているのはもちろんわかっているが、一人ひとりが国を背負って戦える、日本を背負って他国とバスケットボールができるのは、人生の中ですごく大事で大きな経験だと思う。もし結果が出なくていろいろなことを言われたとしても、それは失敗じゃないと思うし、一人ひとりにとって貴重な経験になると思うので。だったら、後ろを向かずに前を向いて、一つひとつの試合を、国歌を聞いて歌って、国を代表してしっかりとバスケットボールをするのが一番かなと。それは変えずにやり抜こうと思う」