4月6日に中国の広東省仏山市で「FIBA U16 アジア選手権大会2017(FIBA U17バスケットボールワールドカップ2018 アジア地区予選)」決勝トーナメント準々決勝が行われ、男子U16日本代表チームがフィリピンと対戦した。
日本はレバノン、インド、韓国を相手に3連勝を飾り、予選1位通過。対するフィリピンは予選を1勝1敗で終え、5日のプレーオフで香港を下して決勝トーナメントに駒を進めた。
韓国戦から中1日で試合に臨んだ日本は、試合開始早々に富永啓生(桜丘高校)が先制点をマーク。結城智史、山崎凜(ともに土浦日本大学高校)なども得点を重ねたが、17-15と僅差で第1クォーターを終えた。
続く第2クォーターは序盤こそスコアが伸び悩んだが、1点ビハインドで迎えた残り6分10秒から山崎、中村拓人(中部大学第一高校)、富永の連続得点で30-22と突き放す。しかし再び詰め寄られ、34-32でハーフタイムに突入した。
第3クォーターは開始39秒に試合をひっくり返されると、立て続けに失点を重ねて同4分43秒の時点で38-49と11点ビハインド。富永や横地聖真(福岡大学附属大濠高校)を中心に反撃を試みたが、点差を縮めることはできなかった。
勝負の最終クォーターは序盤から三谷桂司朗(広島皆実高校)の連続得点などで1ケタ点差まで迫り、残り6分20秒の時点で56-59。その後、再び離されたが、田中力(横須賀市立坂本中学校※3月30日時点の所属)の2連続3ポイントで追いあげる。田中はさらに、5点ビハインドの同1分20秒にシュートを決め、同32秒に同点の3ポイントをマーク。しかし、同6秒に決勝点を許し、70-72で敗戦を喫した。ベスト4入りを逃した日本は、2014年大会以来、2大会ぶりのU17W杯出場は叶わなかった。
【試合結果】
日本 70-72 フィリピン(@Lignan Pearl Gymnasium)
JPN|17|17|12|24|=70
PHI|15|17|25|15|=72