「チームの力になりたいと思っていた」竹内譲次、10得点8リバウンド4ブロックと奮闘

ファジーカスと八村に負けじと戦った竹内 [写真]=山口剛生

 男子日本代表が韓国代表を88-80で下した6月15日の「バスケットボール男子日本代表国際強化試合2018」は、八村塁(ゴンザガ大学)とニック・ファジーカス川崎ブレイブサンダース)の新戦力2人が注目を集めたが、学生時代から日の丸を背負うビッグマンの竹内譲次アルバルク東京)もそのプライドを見せつけた。

「彼らに負けないように、チームの力になりたいと思っていた」。先発出場こそ逃したものの、ファジーカスの28得点、八村の17得点に次ぐ10得点を挙げ、8リバウンド4ブロックも記録。試合では相手帰化選手のラトリフ・リカルドとマッチアップし、「1対1のディフェンスではある程度守れた」と自信をのぞかせる。

「良さをどう引き出すかまだ模索中」(竹内)の八村に対し、ファジーカスについては「大きな武器を手に入れた」と、早くも手応えを感じているようだ。しかし竹内自身は、彼ら2人にすべてを任せるつもりはない。

「常に安定した活躍をしたいし、1試合で満足することなく、今後も続けていきたい。これをスタンダードに、それ以上を目指していきたい」

 八村とファジーカスの“加入”により、競争が激化しているパワーフォワードとセンターの両ポジション。シェーファー アヴィ幸樹(ジョージア工科大学)も代表デビューを飾ったことで、チーム内の競争意識がより一層高まっていくだろう。

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