7月2日に行われた「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 1次予選」のWindow3にて、男子日本代表がチャイニーズ・タイペイを108-68で撃破。9月13日からスタートする2次予選に駒を進めた。
負ければ1次予選敗退が決まる大事な試合で先発メンバーに名を連ねた日本のエース、比江島慎(シーホース三河)は「出だしから自分らしく」と振り返ったとおり、積極的なリムアタックと、激しいディフェンスで流れを引き寄せる。8本中7本のフィールドゴールを決めるなど17得点に加え、チームハイの6アシストで日本のオフェンスをけん引。さらに相手オフェンスの先を読んだディフェンスで5スティールを奪うなど、オールラウンドな活躍を見せた。
日本を2次予選進出に導いたエースは「オフェンスもディフェンスもリバウンドもすべて質の高いバスケットができたと思うので、本当にナイスゲーム。この地でチャイニーズ・タイペイのAチームに勝ったのは初めてなので本当に気持ちいい」と大勝を喜ぶとともに、「本当に苦しい時期はあったが、それがあったからこその今だと思う。僕らがしっかり日本のスタイルを築きあげて、2人(八村塁とニック・ファジーカス)が入ってきてくれて。(Window3までの)4試合はムダではなかったと思うので、みんなでつないだ1勝だったと思う」とここまでの険しい道のりを振り返った。
次の舞台は、9月からスタートする2次予選。さらなる挑戦に向け比江島は「本当に1試合1試合を確実に。1試合も気が抜けない。どんどん質を高めてやっていけば本当に自信が出ると思う。勝てるようにしっかりと準備したい」と意気込みを語った。