2018.07.03
7月2日、臺北和平籃球館で「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 1次予選(Window3)」が行われ、男子日本代表がチャイニーズ・タイペイ代表と対戦した。
1勝4敗で1次予選最終戦を迎えた両チーム。日本はオーストラリア戦と同じ富樫勇樹(千葉ジェッツ)、比江島慎(シーホース三河)、田中大貴(アルバルク東京)、八村塁(ゴンザガ大学)、ニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース)の5人がスターティングファイブに名を連ねた。
試合は序盤、ファジーカスの連続得点で4-0のランに成功すると、開始2分25秒に富樫が3ポイントをマーク。同3分5秒から比江島、ファジーカス、八村が立て続けに得点を重ね、13-4とリードを奪う。相手のタイムアウト明け後、比江島の2連続得点で点差を14点に広げると、確実にリバウンドを拾って攻撃を展開。篠山竜青(川崎)、竹内譲次、馬場雄大(ともにA東京)をコートに送りこむが、2連続で3ポイントを許し、ターンオーバーなどから流れが相手に傾きかける。それでもファジーカス、比江島が追加点を挙げ、27-15で第1クォーターを終えた。
続く第2クォーターは開始1分、馬場がスティールからの速攻でワンハンドダンク。すると八村のブロックから生まれたオフェンスで田中が3ポイントを突き刺し、同3分19秒にファジーカスが2本のフリースローを確実に沈める。ファジーカスは直後にもオフェンスリバウンドを得点につなげ、同3分44分にチャイニーズ・タイペイはタイムアウトを要求。同4分14秒、3ファウルの竹内に代わって入った太田敦也(三遠ネオフェニックス)が2本のフリースローを外したが、直後にファジーカスがファウルを受けながらタフショットを決める。残り1分45秒には素早いボール回しから馬場が得点を決めるなど、47-28で試合を折り返した。
第3クォーターはミスからスタートすると、3ポイント、ダンクで連続失点。ファジーカスが開始1分41秒にチーム初得点を挙げると、同2分32秒に3ポイントを沈める。その後もファジーカスを中心に攻めこむと、同4分49秒から富樫が2連続3ポイント。八村、馬場などもシュートを決め、点の入れ合いになりながらもしっかりとリードを保った。
最後の10分間は77-57で開始すると、日本はファジーカス、八村の連続得点でリードを広げにかかる。篠山がディフェンスで好プレーを見せれば、比江島が開始2分41秒に3ポイントを成功。その後も手を緩めることなく、馬場のフリースロー、八村のレイアップ、比江島のジャンプショットで94-57と点差を広げる。中盤以降になっても篠山の2連続3ポイントなどで得点を100点台に乗せ、そのまま逃げきり108-68で快勝。チャイニーズ・タイペイとの直接対決を制し、1次予選突破を決めた。
■FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 1次予選
日本 108-68 チャイニーズ・タイペイ
JPN|27|20|30|31|=108
TPE|15|13|29|11|=68
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