7月3日、男子日本代表チームによる第2次強化合宿の模様が報道陣に公開され、練習後に渡邉飛勇(ポートランド大学2年)が囲み取材に応じた。
現在20歳の渡邉は、207センチ106キロのパワーフォワード。自身の強みは「ローポストでのプレーだと思います」と話し、こう続けた。「(昨シーズン)ポートランド大学とゴンザカ大学が試合をした時に、自分のインサイドプレーを止めに、相手が自分にダブルチームを仕掛けてきたんです。それは自分にとってすごく光栄なことで『自分に2人必要なんだ』と思って、強みだと感じました」。
今回の日本代表での役割を問われると、「自分の仕事は周りの選手、特にペリメーター陣の仕事を簡単にさせることだと思います。自分よりスキルを持っている人がここにはたくさんいるので、自分が地味なことをやって他の人の仕事をしやすくするというのは心がけています」と語った。また、「FIBAバスケットボールワールドカップ2019」や東京オリンピックへの意気込みについては、「自分のプレーには常に自信を持ってやっています。最終的に選ばれるか、選ばれないかというのは自分がコントロールできることではないので、あとはコーチ陣が判断することだと思う。なので、ハードワークをしてその過程を信じてコントロールできることにフォーカスしたいと思っています」と、冷静に答えてみせた。
最後に渡邉は、大学で対戦しNBAドラフトで1巡目全体9位指名を受けた八村塁について、こう感想を述べた。
「本当に何十年に1人の逸材だと思います。自分が対戦して感じたのは、とにかく体が強い。みんなが八村選手の活躍、ドラフトされたことに刺激を受けているので、ここにいる選手もそうですし日本のバスケットボールにとってすごく素晴らしいことだと思っています」