篠山竜青、ニュージーランド戦勝利も「やるべきことは遂行できたけど、これが全てではない」

12日ニュージーランド戦に先発した篠山[写真]=Yasushi KOBAYASHI

 8月12日、千葉ポートアリーナで「バスケットボール日本代表国際試合 International Basketball Games 2019」が行われ、男子日本代表がニュージーランド代表と対戦した。

 日本は最終スコア99-89で勝利を収めものの、先発ポイントガードを務めた篠山竜青川崎ブレイブサンダース)は試合後、「なんとも言えない」とコメント。「コートレベルでは正直、(ニュージーランドは)まだまだだと感じました。僕たちとしてはやらなきゃいけないことは遂行できましたけど、これが全てではない」と続け、あくまで強化試合ということを強調した。

「特に序盤、しっかりハードにディフェンスをして、リバウンドから流動的なアーリーオフェンスに入る部分は出せました」と、具体的に遂行できた点を挙げた一方、「細かいディフェンスのルールの徹底。競り合えましたが、リバウンドの部分では勝てていない(日本35本:ニュージーランド39本)」と、この試合での反省点を述べた篠山。

 自身の出来については「自分の中ではディフェンスでチームのスイッチをいれることが一番の役目だと思っています。そこに関しては1クォーター残り5分位まではよかったが、2つ目、3つの目のファウルはいらなかった」と振り返り、最終的に4つのファウルを犯したことを悔やんだ。

約23分間出場し、得点は「2」にとどまった[写真]=Yasushi KOBAYASHI

 この試合では、八村塁(ワシントン ウィザーズ)が35得点をマークし勝利に大きく貢献した。日本のキャプテンは「彼自体がスペシャルな選手。日本のエースとして彼が一番ボールに触っているべきだし、シュートも打つべきだとも思います」と評したが、今後の戦いを見据え、こうも口にした。

「研究されたときに、(チームとして)どういうパターンがあるのかを、これから詰めていかなければいけない。そこのコントロールは僕や彼のフィーリングや(フリオ)ラマスさんの考え方もあるので、これから世界の強豪と試合をしていく中で、ブラッシュアップしていくことだと思っています」

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