2019.08.01

「僕が檄を飛ばしてから一気に変わりました」…北陸に勢いを持たせた主将・伊藤瑠偉

伊藤は快進撃を続ける北陸をけん引するキャプテン[写真]=兼子慎一郎
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 8月1日、北陸高校(福井県)は報徳学園高校(兵庫県)との「令和元年度 全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)」男子準決勝へ臨んだ。

 北陸高校(福井県)は、1回戦で船橋市立船橋高校(千葉県)との屈指の好カード制し、2回戦では東海大学附属諏訪高校(長野県)に北信越ブロック大会のリベンジを果たすなど、勢いに乗り、準決勝へ駒を進めてきた。しかし、対する報徳学園も2回戦で、第1シードの桜丘高校(愛知県)を破るなど勢いのあるチームだ。

 試合はどちらも譲らない展開が続き、第3クォーター終了時点で57-50で北陸がリード。しかし、第4クォーターで北陸が1段階ギアを上げ、同クォーターを28-13とし、最終スコア85ー63で2006年以来の決勝進出を決めた。

 試合後にメディアの取材に応じた主将の伊藤瑠偉は、鹿児島県に着いてからチーム全体のミーティングで3年生に喝を入れたという。

 当時を振り返り「消極的な3年生が多くて……、本当に声を出さなくて、こんなんでインハイ勝てるのか。1回戦で負けるんじゃないかってなっていたんですけど、それじゃダメだってなって僕が檄を飛ばして。でも次の日の練習が今までの中で一番良い雰囲気で出来たので、それがあってここまで来れてると思います。僕が檄を飛ばしてから、一気に目が変わりました」

伊藤と同じ3年生のダンテ・スレマニィと赤尾夢大[写真]=兼子慎一郎


  
 福井県から開催地の鹿児島県への長旅の疲れで、気持ちが切れてしまった選手が多かった。そこで伊藤は選手に「いつまでもヘラヘラしてるな」と檄を飛ばした。キャプテンからの気合注入はチームに良い影響をもたらし、チームの状態は「今まで以上」と分析し、「今までチームがバラバラだったんですけど、チーム一丸となって、1つのボールみたいになっている感じです」と続けた。

 特に変化を感じる部分を問われると「シュート決まった後とか、ディフェンスでスティールした後とかの応援がすごくて、いつもは試合に集中して、聞こえないんですよ。今回めちゃくちゃデカくて(笑)。自分たちだけじゃなくて、全員で勝ってるって感じですね」と笑って答えた。

 また、北陸高校OBの篠山竜青川崎ブレイブサンダース)が6月にクリニックのために、来校したのも大きいと話した。

「篠山さん来てからの練習も雰囲気がすごく声が出ていてて、これといって変わったものはないんですけど、一人ひとりの意識は変わったと思います。篠山さん来てくれて本当によかったと思います」

 2日の決勝については「やることは一緒なので、最後まで勝つだけです」と頼もしい一言。

 北陸は、篠山が優勝を成し遂げた2006年以来優勝から遠のいている。篠山からの刺激を胸に13年ぶりの優勝を目指し、福岡第一高校(福岡県)と対戦する。

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