残り1秒に決勝弾を許した日本代表、最終Qの追い上げ及ばずチュニジアに2点差の敗戦

最終クォーターに、同点に追いつくシュートを決めた比江島 [写真]=Yasushi KOBAYASHI

 8月25日、さいたまスーパーアリーナにて「バスケットボール日本代表国際試合 International Basketball Games 2019」が行われ、男子日本代表(FIBAランキング48位)がチュニジア代表(同51位)と対戦した。

 日本代表のスターティングメンバーには、比江島慎宇都宮ブレックス)、渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)、竹内譲次アルバルク東京)、ニック・ファジーカス川崎ブレイブサンダース)、田中大貴(A東京)の5名が名を連ねた。

 試合はマクラム・ロムダーンの3ポイントシュートでスタート。その後もサラー・メジリに得点を許し、開始1分時点で0-5とされた。日本も開始1分34秒に田中の得点し、反撃開始。渡邊の3ポイントシュートや比江島のジャンプシュートで得点を重ねるも、ターンオーバーが多く流れに乗り切れず、残り4分21秒にたまらずタイムアウト。流れを断ちたかった日本だが、残り3分46秒から7連続得点を浴び、早くも前半2つ目のタイムアウトを切った。タイムアウト後は、安藤周人名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)と安藤誓哉(A東京)が得点し、12-24で終えた。

 続く第2クォーター、日本は安藤周と馬場雄大(A東京)を中心に攻め、徐々に点差を詰める。同残り3分51秒には、比江島が3ポイントシュートを沈め、27-32とした。その後も渡邊の得点や竹内公(宇都宮)がインサイドで活躍を見せ、35-40で試合を折り返した。

第2クォーター積極的にシュートを放った安藤周) [写真]=Yasushi KOBAYASHI


 
 後半は、竹内公がスタートから登場し、激しいディフェンスを披露すると、比江島が多彩な攻撃で得点を重ねる。しかし、オマール・アバダとマイケル・ロールに3ポイントシュートを許し、苦しい展開に。その後、終了間際にメジリに得点され48-59で勝負の10分間へ。

 11点ビハインドで迎えた最終クォーター、ジエド・シェヌフィに3ポイントシュートを許したが、日本も竹内譲の3ポイントシュートで反撃。馬場にも3ポイントシュートが飛び出し、徐々に点差を詰める。日本は激しいディフェンスを仕掛け、開始2分39秒時点で58-62とする。その後も、激しいディフェンスを継続し、残り5分23秒に渡邊の得点で66-66の同点に追いつく。その後はどちらも譲らない展開となるも、メジリに得点を許し、一時は6点差に離されたが、渡邊、竹内譲が得点し、残り35秒に比江島がドライブからシュートを沈め、74-74の同点に追いついたが、残り10秒にロールに得点を許し74-76とされた。それでも、残り6秒に渡邊がフリースロー2本を得ると、しっかりと決め切り76-76に追いついた。しかし、残り1秒にロールに決勝弾を許し、76-78で接戦を落とした。

■試合結果
日本代表 76-78 チュニジア代表(@さいたまスーパーアリーナ)
JPN|12|21|13|28|=76
TNU|24|16|19|19|=78

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