東京オリンピックに臨む男子日本代表へ選出された八村塁のインタビュー映像が15日、報道陣に公開された。
つい先日、日本代表への合流を果たした八村。オリンピックへの出場は「NBAに行くのと同じくらい夢だった」といい、「コロナ禍でバスケットができることにすごく感謝している。まずは1勝を目指して、1試合ずつやっていってメダルを取れたら」と意気込んだ。
八村が日本代表でプレーするのは、実に2年ぶり。2019年に中国で行われたFIBAワールドカップ以来となるが、そのW杯は「チームとしても個人としてもすごい悔しい結果だった」。だが、「この2年間でフィジカル面が強くなりましたし、シュート力も上がったと思う。メンタル面の部分も、大きい試合でも戦えるような準備ができるようになった」と胸を張る。
今シーズン、日本人として初のプレーオフ進出を果たしたが、イースタン・カンファレンスの1回戦でフィラデルフィア・セブンティシクサーズに敗れ、シーズンを終えていた。オフ期間は「体を休めた後(日本代表の)トレーニングへ向けて準備してきた」といい、「フィジカルを中心にやってきて、体の使い方が短時間だけど成長したと思う。国際強化試合やオリンピックでその部分を見せられたら」と準備万端だ。
小さい頃からの夢だったオリンピック出場を叶えた八村。「コロナ禍でオリンピックが開催されることは複雑な思いもある」としながらも、「日本代表としてオリンピックへ出られることをすごく楽しみにしている。無観客が決まってしまったが、日本中のみなさんが見てくれていると思う。日本一丸でまずは1勝を目指し、日本の強さを世界に見せてメダルを取れたら」と力強く語った。