PO進出を決めたトヨタ自動車、ドナルド・ベックHCが「家族の都合」により退団

2015年からトヨタ自動車アンテロープスのHCを務めたドナルド・ベック氏 [写真]=山口剛生

 Wリーグのトヨタ自動車アンテロープスは2月16日、ドナルド・ベックヘッドコーチが家族の都合により退団すると発表した。

 現在64歳のベック氏は、2010年にトヨタ自動車アルバルク(アルバルク東京)の指揮官に就任。5シーズンにわたってチームを率い、2015年からトヨタ自動車のHCを務める。2017-18のレギュラーシーズンは11日の試合を終え、21勝5敗で2位につけ、プレーオフ進出を決めている。

 ベック氏はクラブの公式HPをとおして「トヨタの男子・女子のヘッドコーチとして8年間過ごしたことは、私のプロコーチのキャリアの中でもっとも満足でやりがいのある任務でした。両チームともに、勝利と成功の文化の再構築および創設という挑戦がありました。そして、それを短期間で達成することができました」と日本でのキャリアを振り返り、「この成功を達成するためには、両方のプログラムに関わる全員から 集中とエネルギーそしてコミットメントが必要でした。これらの成功に尽力くださった全ての選手、サポートスタッフ、経営陣の努力なしでは、私たちの目標を達成できませんでした。本当に感謝申しあげます。今までご声援くださりありがとうございました」とコメントした。

 なお、今後はジェームス・ダンカンアシスタントコーチがHC代行としてチームの指揮を執る。

モバイルバージョンを終了